適度な人数と距離感がちょうど良い料理教室 |
料理教室
マルタン氏は2002年より麻布十番駅近くにあるキッチンスタジオで料理教室を主宰されている。実際に中級クラスの料理教室に生徒として参加する機会があったのだが、これが実に楽しいのである。その日の生徒は8名ほど。メニューは「ロブスターのジュレとカリフラワーのヴィシソワーズ」、「イトヨリのポワレ、インド風」うーん、なかなか難しい世界に足を踏み入れてしまったが、そんな迷いはマルタン氏の明るく、そして太い声が吹き飛ばしてくれるのだった。
ロブスターの香りが飛び出す一瞬 |
冷やしたロブスターのジュレは冷やして、そこに生クリームたっぷりのカリフラワーのスープを流し込んで出来上がり。はしょると簡単に聞こえるが、いざ家庭で作るといくつかの壁にぶち当たる。温かいものを冷ますという時間と、その間にやるべきことがきちんと段取りよく整理されていないと無駄な時間が生まれないとも限らない。
この料理は出来合いのものをうまく使って家庭でもできるんだ、ということをしっかり教えてくれるので、もしもそこそこの出来でサービスされたらゲストはきっと大喜びだろう。ちなみにある程度料理は作るのだが、難易度偏差値で言うと60位か。
前頁で紹介した本はフライパン1本で、がコンセプトだが今回の中級コースは2歩位進んだような気がしないでもない。