フレンチ/東京のレストラン

落ち着いた大人の空間で美食を極める。 ラ・ビュット・ボワゼ(2ページ目)

歴史を感じさせる日本家屋の佇まい、軸のぶれない創造的料理の数々。いつ訪れても安心できる日本版グランメゾン、ラ・ビュット・ボワゼ(自由が丘)。

嶋 啓祐

執筆者:嶋 啓祐

フレンチガイド

ジビエは猪と雛鳥を。料理の前に小さく包まれたご身体を拝見したが、食欲をそそるというよりは神聖な自然の恵みを前にしたという印象だ。猪は広島と島根県の県境から届いたもの。食後には50キロはあろうメスの猪も登場したのには驚いた。

今シーズンはどのレストランでも猪料理が非常に多かったように思う。丹波、広島、カナダ、宮城等々。料理方法は骨付きのままローストし、濃い目のソースで仕上げるパターンが多いが、個人的に好きなのはばら肉のスープ仕立て。臭みや滋味がすべて溶け込んで体を温める一皿はまさにこの季節ならではの料理と言える。この日はサラダも付いたのだが、そこに添えられたのは何と猪の睾丸。強めのバルサミコソースに漬けられた食感ある珍味もこの季節、自然の恵みそのものか。

デザートは写真の通り、見せ方もとてもユニーク。美酒に酔い食事のクライマックスを迎える時にさらに気持ちを高める一皿としては十分すぎるものだ。ふわふわと甘い気持ちに浸った後は、さらにフレッシュハーブティーが待っている。

あまりの香り高さと味わいに喜んでついついお代わりを重ねると、お腹がちゃぽちゃぽになり一気に酔いが醒めてしまう。本当においしいものは適度な量が良さそうだ。

さて、冒頭でご紹介した友人薄井美奈子氏はその後外資系金融機関から独立し、フラワーアーティストとして活躍中である。これも何かの縁と思いここでご紹介させていただきたい。

ラ・ビュット・ボワゼ
世田谷区奥沢6-19-6
03(3703)3355
12:00~14:00/18:00~21:00/月休
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