1人で遊ぶゲームもみんなで遊ぶゲームも同じ棚に斬撃のレギンレイヴは、Wiiリモコンを剣などの武器に見立てて振ることで巨大な敵を倒していくアクションゲームです。ちなみに、オンラインに接続すればマルチプレイも楽しめます。そう考えるとですね、ジャンルでゲームを分けるということは、方法論でゲームを分けることになりますから、少しおかしい場合がでてきます。例えば、2009年末にWii用タイトルとして発売されて大ヒットしたNewスーパーマリオブラザーズWiiは、もちろん1人でも楽しめますけど、やっぱり4人プレイが楽しい、みんなで遊ぶ用に買われることの多いアクションゲームです。対して、同じくWiiで2010年2月11日に発売された斬撃のレギンレイヴというアクションゲームがあります。巨神と呼ばれる怪物達を剣や弓などの武器を駆使して倒していくゲームで、これはどちらかというと1人でじっくり攻略するタイプのゲームです。ようし、今日は家族みんなで巨神を滅ぼそう! とはなかなかなりません。【関連記事】ミスさえ楽しい、NewマリオWii(AllAboutゲーム業界ニュース)イオナズンを撃ってみたい人へ(AllAboutゲーム業界ニュース)ところが、この2つはゲーム屋さんだと同じ棚におかれる場合があります。両方、Wiiのアクションの棚です。それは、カジュアルのネックレスと、フォーマルのネックレスを同じショウケースで売るような、違和感があります。辞書のように並べるか、洋服屋のように並べるか普通、洋服を売るお店の場合は、カジュアルとフォーマルは分かれていますよね。お店自体がある目的、用途にそった服ばかりを集めている場合も多いです。そういう、ジャンルで分ける並べ方というのは、ゲームのことをよく知っている人がゲームを探しやすい並べ方なんですね。ゲームのタイトルも、ジャンルも、内容も分かっていて、Wiiの、アクションの、さの行で始まるゲームという形で辞書や百科事典をひくように探します。でも、これだとゲームに詳しくない人はすごく探しにくいんです。洋服で言ったら、カジュアルとフォーマル、アウトドアを同じ値段帯で一緒くたにして並べているようなものですから。場合によっては、男物と女物もごちゃまぜです。もうパッケージの雰囲気を手がかりにするしかありません。もしこれが、何に使う為のゲームか分かるように陳列されていれば、もう少し選びやすくなるかもしれません。家族みんなで遊ぶ用、一人でじっくり攻略する用、毎日ちょっとずつ短い時間で遊ぶ用。自分の用途にあった中から、好きな雰囲気のゲームを選ぶ、ということであれば大分敷居が下がります。とはいえ、口で言うのは簡単ですが、実際にはなかなか難しそうです。どういう考え方をすればもっと選びやすくなるのでしょうか。意外と身近なところでスーパーマーケットの棚なんて、参考になるかもしれません。前のページへ123次のページへ