ジャンルの棚はあっても、用途の棚はない

怒る奥さんの図
当然、ネックレスは首からぶら下げるために買いますし、ゲームは遊ぶために買うわけですが、さらにつっこんだ用途についても考えてみたいと思います。
ガイドは奥さんと一緒に買い物に行って、ネックレスなんかを眺めている時、冗談で「それ、なんに使うの?」と聞くことがあります。奥さんすかさず「首からぶら下げんだよ!」と怒りの形相で一喝。ごもっとも。逆に、僕がゲームを買う時に、何に使うのかとたずねられれば、もちろん遊ぶ用なわけですが、もう少し細かく答えることができます。

例えば、長期休暇に家で1人でじっくりはまれるゲームが欲しいとか、通勤のお供に短時間でも遊べるゲームとか、友達が来た時の為に操作がカンタンでみんなで遊べる接待用ゲームとか。本当はネックレスにも、用途、というのは多分あるんです。会社につけて行く用、友達と遊びに行く時用、結婚式などの正装用。

今回は少し、この、用途というものについてお話してみたいと思います。ゲームって、RPGとか、アクションとか、シューティングとか、ジャンルについてはきちんと書かれているのに、用途は書かれていないことが多いんですね。でも、何に使うかって、商品を売る時にはすごく大事な要素のはずなんです。

今人気なのは、みんなで遊ぶ用

マリオカートWiiの図
ここ数年の傾向として、家族や友達と一緒に遊ぶ為に買われるゲームが非常によく売れています。
今、人気のゲームジャンルは何でしょう。Wiiスポーツが売れたから、体感系のスポーツ? ポケットモンスター(以下ポケモン)シリーズが売れてるからRPG? モンスターハンターポータブル(以下モンハンP)シリーズが人気だからアクション?

色んなジャンルが売れていますが、用途に関しては比較的はっきりした傾向があります。それは、みんなで遊ぶ用です。Wiiスポーツも、ポケモンもモンハンPも、誰かと遊ぶという用途で買う人が多いのではないでしょうか。

これらのタイトルが売れたことに目をつけて、とってつけたようにマルチプレイだけを導入するゲームもありますが、機能としてマルチプレイがあっても、ユーザーがみんなで遊ぶ用のゲームだと思わなければ、同じようには売れません。

今、どういうゲームが流行っている、というような話は、用途で話をすると比較的スムーズに理解が進む場合が多かったりします。用途というのはユーザー目線の話だからですね。みんなで楽しく遊ぶという目的が達成できれば、それがアクションかRPGかシューティングかなんていうことは方法論の差でしかありません。

逆に言うと、多くのゲームは、方法論によってジャンル分けされて棚に並んでいるということになります。