今のところ、ポケモンのようにはなりそうもありません

ジバニャンの図

まだまだ人気上昇中の妖怪ウォッチ

最近、ある質問をよく受けます。というのは、「妖怪ウォッチはポケモン(ポケットモンスターシリーズ)」のようになるんでしょうか?」というもの。周りの知人になんとなく聞かれることもありますが、メディアの方に妖怪ウォッチ関連の話題で取材を受ける際に、必ず聞かれる質問です。そして、メディアの方が聞いてくる際、多くの場合は「第二のポケモン」という言葉が期待されているように思います。実際、第二のポケモンに、というようなことを言い出しているメディアもあるようです。

子どもたちに大人気のゲームだし、アニメもやっているし、妖怪を集めるというのも、ポケモンを集めるのとなんだか似ている気がするし、きっとこれはポケモンのようなものだ、そう思っている方がいてもおかしくはありません。

じゃあ、本当に妖怪ウォッチはポケモンのようになっていくのでしょうか? 結論を先に言うと、妖怪ウォッチがポケモンのようになっていく可能性は、かなり低いと思います。これは別に妖怪ウォッチの人気がたいしたことが無いと言っているわけではありません。妖怪ウォッチの人気は絶大です。それでも、ポケモンのように、という人気の出方とはちょっと違うように感じます。

妖怪ウォッチとポケモンがどう違うのか、お話してみたいと思います。

ポケモンのように…というのはどういうことか?

ポケモンの図

とんでもない規模で売れているポケモン

まず、そもそもポケモンのように、というのがどういうことを指すのか、というお話からしてみたいと思います。ゲームに詳しくない方だと、既にポケモン並、いや、ポケモンよりももっとすごい人気があるんじゃないか、と思われる方もいるかもしれません。

ゲーム業界ではその人気の大きさを基本的にはソフトの販売本数で考えます。たくさん売れて遊んでいる人が多いゲームは、当然人気もあります。妖怪ウォッチは販売本数が約90万本、出荷ベースでは100万本を超えているとのことで、毎週安定して売れてもいますから、ミリオンヒットになるのは確実でしょう。この先どこまで伸ばしていくのかまだまだ楽しみです。

一方ポケモンがどのくらい売れているかというと、ニンテンドー3DS用の最新作「ポケットモンスターX・Y」が約435万本。ちなみに、妖怪ウォッチほどの勢いではありませんが、いまだにジワジワと売り上げを伸ばしています。ポケットモンスターX・Yの累計販売本数が最終的にどの程度で落ち着くかは分かりませんが、ポケモンシリーズ本編としては400万台というのはまだ少ない方で、500万、あるいは600万を超える作品もあります。ゲームボーイ用ソフトとして発売された1番最初のポケモンである「ポケットモンスター赤・緑」は、なんと800万本以上というとんでもない記録を残しています。

ポケットモンスター赤・緑が発売されたのが1996年、この時も最初からバカ売れしたわけではなく、時間をかけてゆっくりゆっくり販売を伸ばし、途中から人気が爆発、800万以上という記録を積み上げました。それから18年が経とうとしているわけですが、今でも新作が400万本とか、そういう規模で売れるわけです。

妖怪ウォッチが第二のポケモンになるか、という話は、こういう規模のバケモノにまで成長するのか、という話です。それでは、妖怪ウォッチとポケモンの違いについて、考えてみましょう。