好きなところで動画を見よう
ロケーションフリーの環境を揃えれば、家中どこでも持ち歩いてテレビとして使えちゃうんです |
やり方は、誰でもスグにできるものから、知識や機材が必要な方法まで、大きくわけて3パターンあります。簡単な順にご紹介しましょう。
■UMDで見る方法
UMDというのは、ユニバーサルメディアディスクの略です。CDやDVDに代表される光ディスクの情報記憶媒体で、PSPでやるゲームはこれに収録されて売られています。UMDには、ゲームソフトの他に、UMDビデオという映像作品を収録されたものも売られていまして、これを使えば簡単にPSPで映像を楽しめるというわけです。映画やミュージッククリップなど数百タイトルが既にリリース、過去には有名RPGであるファイナルファンタジー7の世界を使った映像作品の、FFVIIアドベンストチルドレンもUMDで発売され、話題になりました。
■メモステに動画を保存して見る方法
動画の場合、音楽や写真と違い、ソニーが発売しているImage Converter3というソフトを使って動画を特殊な形式に変換して保存しなければいけません。また、インターネット上で無料ダウンロードできるソフトなどでも代用できますが、それにはちょっと知識が必要になります。動画となると、音楽や写真よりもさらに大きなファイルになりますので、メモステも容量の大きいものが必要になってきます。しかし、その分、友達と旅行で撮った映像や、録画しておいたテレビ番組など、自分の好きな動画を自由にPSPで見られるのは中々の魅力でもありますから、挑戦するだけの価値はあるでしょう。
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■ロケーションフリーで見る方法
これは聞いたことが無い人もいるかもしれませんね。実は中々凄い、まるで魔法のような機能なんです。ロケーションフリーを訳せば場所を選ばないという意味ですよね。簡単に言うと、今まで例えば今までテレビ番組はテレビのあるところでしか見られなかったわけですが、それをどこでも見られるようにしよう、というのがロケーションフリーということです。
ロケーションフリーの仕組みは、映像をオンラインを通じて送ることで、例えばPSPでテレビ番組を視聴するであるとか、HDDレコーダーに入れてある動画見る、ということができるものです。ですから、これを使うと、無線LANがあるところであれば、どこでもPSPを使ってテレビ番組やお家のAV機器に保存してある動画を見ることができるわけです。
ただし、これにはローケーションフリーベースステーションという、テレビアンテナやAV機器から動画を受け、インターネットに接続してPSPに動画を送る機器が必要になります。このロケーションフリーベースステーション、2万円~3万円程しまして、なかなか安くは無いものです。しかし、ロケーションフリーを使えば、PSPで家中どこでもテレビやビデオが見れたり、外でも自宅にあるAV機器に入っているコンテンツを自由に見れたりと、今まででは考えられないようなことができてしまいます。忙しくてゆっくり家でテレビやビデオを見る暇が無い! なんて人には、最高のアイテムかもしれません。
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さて、ゲームハードとしてはもちろん、音楽に写真、動画と、PSPの様々な使い方をご紹介してきましたがいかがでしょうか。ゴールデンウィークの売上げでも、DSやWiiには及ばないものの、プレイステーション勢ではPLAYSTATION3やPlaystation2を以上に本体販売数を伸ばしています。爆発的に売れてこそいないものの、安定したマーケットを築いてきているPSP、そろそろ買い時かもしれませんよ?