スノーボードのブーツ選びは大切です

今回は、「はじめてのギア購入マニュアルシリーズ」の2回目、ブーツの選び方。道具選びでブーツの選び方が一番大切といって過言ではありません。ここでしっかりと情報武装して、納得いくブーツを探してみてください。

 

正しいスノボブーツの選び方

道具選びでは最も重要なのがブーツ選び

道具選びでは最も重要なのがブーツ選び

スノーボードの道具を一式そろえようとする時、どうしてもボードやウェアに比重をおいて選んでしまいがちですが、実はブーツ選びが最も重要です。友達に借りてサイズが合わないブーツや、スキー場でレンタルしたブーツを履いて、足が痛くて滑れなくなったことはありませんか?

そうです。ただでさえ履き慣れないスノーボードブーツなのに、さらに自分の足に合わないようだと、滑っているうちに足が痛くなってしまうのです。痛みを我慢しながらスノーボードをしても楽しくないですよね。だからこそ、ボードやウェア選びよりもブーツ選びの方が大切なんです。「自分にピッタリのマイブーツ」という「お宝」を見つけて、より快適にスノーボードを楽しみしょう!

 

スノボブーツの各パーツ名称

ブーツの各部名称をなんとなくでいいので知っておきましょう。店員さんとの会話をスムーズに運べます。
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  • アウター
二重構造になっているブーツの外側部分のこと。素材や構造によりブーツの硬さが変わってくる。メーカーによりデザインも様々です。
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  • インナー
二重構造になっているブーツの内側部分のこと。直接足に触れ、フィット感やホールド感に影響する大切な部分。シューレース付きインナーや、熱を加えて自分の足型に成型できるインナーなど、各メーカーにより工夫がされている。  
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  • タン
足の前面、スネから足首をホールドする部分。前後の動きに影響するタンは、硬さによりトゥーサイド(つま先側のエッジング)への反応の速さが変わります。
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  • シューレース
ブーツを締め上げる靴ひものこと。締めやすく、頑丈なものが良い。
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  • ソール
ブーツの靴底部分のこと。雪の上でも滑らないグリップ力や、振動吸収性、保温性を高める機能などウィンタースポーツならではの工夫がされている。

 

スノーボードのブーツの種類

スノーボードブーツはアウターが硬いため、シューレース(ヒモ)を強く締めるのが大変。そこで最近は従来のシューレースを手で結ぶタイプの他に、ダイヤル式の「BOA(ボア)システム」や、「クイックレーシングシステム」というシューレースを強く引っ張り上げてロックするタイプのブーツがあります。試着して足に合えば、力の弱い女性や、めんどくさがり屋さんにはオススメです。
シューレースではなく、ワイヤーをダイヤルで巻きつけて締めるのがBOAシステム

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  • BOAシステム
シューレースの代わりとなるワイヤーをタン上部に付けられたダイヤルで巻くことで、少ない力で均等にブーツを締めることができるのがBOAシステム。履く時はダイヤルを回しワイヤーを締め上げ、脱ぐ時はダイヤルを手前に引っ張るだけで簡単に締めたワイヤーが緩みます。シューレースタイプと違い、締め具合の調節ができませんが(すべて均等に締まる)ブーツの着脱がだいぶ楽になりますので、ぜひ1度試してみて下さい。
シューレースを上に引っ張り上げ、ブーツを締め、最後はロックする。左がサロモン社、右がバートン社のブーツ

シューレースを上に引っ張り上げ、ブーツを締め、最後はロックする。左がサロモン社、右がバートン社のブーツ

  • クイックレーシングシステム
BOAシステムの他に、ブーツをより簡単に強く締める方法として、クイックレーシングシステムがあります。これはシューレースを引っ張り上げることでブーツを締め、最後は結ぶのではなくロックするシステムです。BOAが全体を均等に締めるのに対して、クイックシステムでは甲の部分とスネ部分が分離していて締め具合を調節できるモノが多いのが特徴。各メーカーごとに工夫されているので、ショップで色々試してみよう。
 

スノボブーツの選び方のポイント

はじめはスノーボードブーツに慣れないこともあり、試着も一苦労……。しかもその良し悪しの判断も難しいと思います。ですが、宝探しには、時に根気や直感(フィーリング)も必要。「自分にピッタリのマイブーツ」というお宝目指して、試着も楽しみつつ選びましょう!
マイソックスを持参しましょう!

マイソックスを持参しましょう!

  • 試し履きの前にソックスの準備を!
ブーツを選ぶ際は、実際に滑る際に使用するソックスを持参しましょう!まだ持っていないという人は、ほとんどのスノーボードショップに試着用ソックスが用意してあるので、試着をする前にお店の人に頼んで借りましょう。間違っても普段履いてる「くるぶしソックス」で済まさないように。
 
ショップにはサイズを計るこんな道具もあります

ショップにはサイズを計るこんな道具もあります

  • サイズの測り方
サイズは、「ジャストサイズ」が基本です。普段履いているスニーカーや革靴のように、「大きめ」や「少し小さめ」といったルーズな選び方は絶対にNGです。よく「サイズが大きいからくつ下2枚履いて調節している」という人がいますが、これは良くないです。せっかくマイブーツを購入するのですから、ジャストサイズを探しましょう。「ジャストサイズ」の目安は、
 
  1. カカトをしっかりと入れてシューレースを締めた時、カカトが浮かないこと。カカトが大幅に浮いてしまうようでは、サイズが大きいか、ヒモが緩いです。ワンサイズ下げてみましょう。
  2. つま先は、足の指がしっかりと伸びた状態で、力を入れて踏ん張れること。指が当たって痛いとか、明らかに指が詰まって曲がっているようでは、サイズが小さいです。ワンサイズ上げてみましょう。

  3. サイズは、メーカーやモデルによっても若干違いますので、色々履き比べてみましょう。最近は各メーカーの努力により良い製品ばかりです。何足か履いているうちにどれがいいのかわからなくなることもあると思いますが、そんな時は足を入れた時のフィーリングも大切に。「なんとなく合う」という感覚は実際大事です。
 
  • ブーツの履き方
履き方を間違って選んでも意味がないので、まずはブーツの履き方から。スノーボードブーツはスニーカーのようにルーズに履いてはいけません!ヒモはできるだけ強く締めて、しっかりと足がホールドされるかどうか確かめましょう。
まずはしっかりとカカトを入れる

まずはしっかりとカカトを入れる

次にインナーのシューレースを締めます

次にインナーのシューレースを締めます

インナーを締めた後にアウターを締めます

インナーを締めた後にアウターを締めます

  1. ブーツに足を通したら、カカトで床をトントンと叩いて、まずはカカトをしっかりと固定させましょう。
  2. インナーにシューレースが付いていれば、先に締めましょう。足の甲からスネまでしっかりと強く締めること。
  3. インナーを締めたら、アウターのシューレースを締めましょう。アウターは硬いので強く締めるのが大変かもしれませんが、しっかりと締めるように。
ブーツを履いたら、写真のように前に膝を折り曲げフレックスを確かめましょう

ブーツを履いたら、写真のように前に膝を折り曲げフレックスを確かめましょう

  • 硬さ(フレックス)
ブーツにもボードと同じようにフレックスがあります。そしてブーツのフレックスも、ボード選びの時と同様に、初心者は柔らかめを選びましょう。ブーツに硬さを求める理由は、ハイスピードでの安定感、素早い反応、激しいライディングから足首を保護するなどです。いずれも高い技術を持った上級者が求める性能で、初心者の方にはオススメできません。
スノーボードに慣れずバランスを崩すことが多い初心者が、体の反応がダイレクトに伝わるブーツを履いたら大変ですよね。まずは滑ることやブーツに慣れるという意味でも、ある程度自由のある柔らかいものを選びましょう。
メーカー、モデルによって値段が変わります

メーカー、モデルによって値段が変わります

  • スノボブーツの相場は? おすすめの価格帯
参考までにスノーボードブーツの価格相場(記事が執筆された2005年時点)を書いておくと、来期05-06NEWモデルで安くて18,000~高くて50,000円ぐらいになります。ボードの選び方の記事にも書きましたが、今は様々な購入方法・サービスがあるので、値段の相場はあくまで参考にして下さい。ボードの価格差では、「高額商品は上級者向けであり、初心者には必要ない」と書きましたが、ブーツの場合は少し違います。 ブーツの価格差は、上級者が求める性能だけでなく、「履き心地」や「快適さ」にあります。高額の商品だからといって、上級者モデルというわけではありません。初心者にも扱えるフレックスで、「履き心地」や「快適さ」を備えることにより値段が高いブーツもあるのです。ブーツ選びの最大のポイントは「自分にピッタリのマイブーツ」探しなので、予算によってできる限り履き心地の良いモデルを選んで欲しいと思います。
その快適さは、必ずスノーボードの上達や楽しさにつながります。値段の目安としては、メーカーにもよりますが、2万5千~3万5千くらいのモデルであれば、快適さも安心できるでしょう。
 

とにかくブーツを履いてみることが大切!

ブーツ選びで失敗しないためのポイントは、面倒に思わず、とにかく何足も履いてみることです。メーカー・モデルが違えば、その履き心地はかなり違います。履いているうちにわかってくることもあると思うので、根気よく試着してください。

他には、「良いかな」と思ったブーツは必ず両足とも履くこと。左右で足の大きさが違うこともあり、大きい方に合わせなくてはならないこともあります。試着した後は、座ったままではなく、必ず立ち上がって膝を曲げ伸ばししたり、歩いたり、いろんな動作をしてみましょう。「これにしよう!」と思ったブーツは両足履いて、しばらく動いて、特に足にストレスがなければOK。わからないことがあれば店員さんに相談しましょう。

では、自分にピッタリのマイブーツ探しの旅を楽しんで下さい!
画像の代替テキスト
赤いお店が目印。靖国通り沿い駿河台下交差点のすぐ近くです。
【取材協力】
スポーツファッションのMinami
神田REDS店

※記事が執筆された2005年時点の情報です。


【はじめてのギア購入マニュアルシリーズ】

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。