スノーボード/スノーボード関連情報

はじめてのギア購入マニュアル5 小物の選び方

これからスノーボードギアの購入を考えている人たちへ贈る「はじめてのギア購入マニュアル」の第5回目は、「小物の選び方」です。グローブやゴーグル、ビーニーもスノーボードには無くてはならない必需品です!

執筆者:日色 裕二

今回は「はじめてのギア購入マニュアルシリーズ」の5回目、小物の選び方。グローブやゴーグルなど、今回紹介する小物はレンタル用品として用意しているところが少ないので、「とりあえずレンタルから始めよう」という人もチェックしてみて下さい。

■はじめてのギア購入マニュアルシリーズ
1、ボードの選び方
2、ブーツの選び方
3、バインディングの選び方
4、ウェアの選び方
5、グローブ、ゴーグルなど小物の選び方
6、その他知っ得ギア知識

小物の選び方

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小物は、スノーボードを楽しむための必需品
ボード、ブーツ、バインディング、ウェアの大物4点を選んだら、次はグローブ、ゴーグル、ビーニー、プロテクターなどの小物を選びましょう。小物と言っても、スノーボードをする上ではなくてはならないアイテムですので、ぬかりのないように。

小物を選び終えたら、やっとスノーボードグッズが一式そろい、後は雪山に行くのを待つばかり。ちょっと早いですが、ゲレンデを爽快に滑ってる姿をイメージしながら、小物も楽しんで選んでいきましょう!

グローブの選び方

グローブには、ウェアと同様に雪山の「寒さ」から身を守ることと、手を保護するという2つの役割があります。まずは大きく分けると2つのタイプがあることを覚えておきましょう。

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厚手のグローブはインナーが取れると便利。右はミトンタイプ
  1. 保温力を重視した厚手のグローブ

  2. 見た目にも分厚く、着けると温かいグローブです。厚手のグローブを選ぶ時のポイントは2つ。まずインナーが取り外せるかどうかをチェックしましょう。寒いとはいっても滑り始めれば汗をかきますので、インナーが取り外せることで、洗濯も簡単になりグローブも長持ちします。

    次に実際試着してみて、指や手の動きやすさをチェックしましょう。サイズが大きかったり、あまりにも分厚いモノは、指先がうまく使えず不便です。グローブを着けたままで、ウェアのファスナーを開けることができたり、ポケットを開くことができるモノを選びましょう。寒い日に何かある度にグローブを取ったり、はめたりを繰り返すのは面倒です。

    あと、厚手のグローブには、5本指タイプとミトンタイプ(親指以外の4つの指が1つにまとまっている)の2つがあります。形はどちらでも大丈夫なので、好みの方を選びましょう。

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    パイプグローブはデザインも豊富
  3. 耐久性や発汗性を重視したパイプグローブ

  4. 名前からもわかるとおり、ハーフパイプ競技などでハイクアップ(パイプの横を歩いて登る)を繰り返して、たくさん汗をかくようなシチュエーションや、春先の暖かい時期に使用するグローブです。保温力よりも耐久性や発汗性を重視しているので、薄くて手にピッタリとフィットして使いやすいです。ただ保温力は低いので真冬に使用するには厳しく、初めてグローブを購入する人には向きません。セカンドグローブとして1つ持っておくと便利です。

    転ぶことが多い初心者は、たくさん雪上に手をつくことになるので、グローブ選びは大切です。ガイドとしては、はじめて買うグローブは厚手のグローブをオススメします。ウェア選びでも少し紹介した「ゴアテックス」素材を使った商品などもありますので、上記のポイントを踏まえて、たくさん手をついても濡れない防水性、冷たい雪に触れても寒くならない保温性をチェックしましょう。

    あと、最近はパイプグローブを少し厚くして保温力もあるような、厚手のグローブとパイプグローブの中間ぐらいの商品も多数あります。ウェア選びと同様に自分のスノーボードプランを考えてから、グローブも選んでみましょう。

ゴーグルの選び方

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ゴーグルはなるべく付けましょう
冬シーズンにゲレンデを滑っているとわかるのですが、初心者でゴーグルを付けていない人が多くいます。付けてない理由は「ゴーグル焼けしたくない」「ゴーグルに慣れていなくて付けたくない」「買ったゴーグルが安物で雲ってしまって見えない」など色々あります。

が、ゴーグルはできるだけ付けましょう。雪山は紫外線も強く、目にも良くないです。また降雪時や風が吹いて天候が悪い日など、ゴーグルを付けることで視界が変わります。そうすれば当然滑りも変わりますので、よりスノーボードを楽しめますよ。

ゴーグル選びのポイントは、下記の2つです。

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当然自分の顔に似合うかどうかも大切!
  • フィット感

  • 各メーカー、モデルごとに様々な形(デザイン)のゴーグルがあります。デザインの好みに関係なく、まず実際に試着してみて下さい。それぞれにフィット感が違うのがわかるはずです。頬や鼻のあたりに隙間ができてしまうものや、自分の顔に合わないものは、ゲレンデでゴーグルが「曇る」原因になります。自分の顔によくフィットするものを選びましょう。


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親切なショップには、レンズカラーを解説したこんなポップもあります
  • 機能

  • ゴーグルに付いているレンズは、「2枚レンズ(レンズが2層になっている)」が鉄則です。また曇りを防止する「ベンチレーション機能」が付いているかもチェックしましょう。どちらも最近では当たり前の機能ですが、一応確認しましょう。

    あと、ショップで実際にゴーグルを見るとわかると思いますが、ゴーグルのレンズにはカラーがあります。レンズカラーにより適した天候というのがあり、本来は天候ごとに使い分けるのがベストです。

    そうはいっても、一度にたくさん買うことはできないので、初めは「オレンジ」や「ピンク」といった天候を選ばずに使えるオールラウンドカラーのレンズが付いているものがオススメ。わからないことは店員さんに聞いてみて下さい。

    簡単にレンズカラーの特徴を説明すると(カラーにはメーカーにより種類や違いがありますので、あくまで目安になります)

    オレンジ →オールラウンド
    ピンク  →オールラウンド
    イエロー →悪天候・ナイター
    ブラウン →晴天~雪
    ミラー  →晴天
    クリア  →悪天候・ナイター

    となります。

>>次ページは「ビーニー・プロテクターの選び方」>>
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