わかりやすく問題点を説明してくれる
骨格模型を使用するなどして分かりやすく説明してくれる |
実践的で優れたガイドブック『Running Science』
検査結果を生かす上でとても役に立つ『Running Science』。よくできていて感心。マシンでのランニング映像DVDが送られてくる |
検査の意味、良いランニングフォームの作り方、レベル別のトレーニングメニュー、ストレッチング法、検査の指摘事項に対応した筋トレ法、栄養摂取やレースに向けた調整方法など、いずれも科学的な裏付けに基づく実践的なハウツーで、これは価値が高いです。
ビデオ映像もDVD化してプレゼント
さらに、4つのビデオカメラで撮影した映像DVDが後日送られてきます。ランニング中のすべてではないですが、スピードの異なる箇所でそれぞれ録画されています。人にビデオ撮影を頼んでもここまでアップしての撮影は簡単にはできませんし、特に天井からの撮影映像は貴重。着地は前後からの映像、姿勢は横からの映像がわかりやすいですが、腕振りは真上からの撮影でないとなかなかわかりにくいのです。自分の思惑と異なった現実に向き合うことにも
さてガイドの場合ですが、振り下ろす脚力の不足と振り上げる力の左右のバランスの悪さに加えて、姿勢の悪さが指摘されました。子供の頃から猫背気味だったのがいまだに抜けきらないんですが、これが推進力の低下につながるとのこと。解決策としてはハムストリングと体幹の強化をアドバイスされました。走るトレーニングに関しては、ATを越えたスピードでも40分ほどの走行を取り入れてみることという指摘。いちいち納得のアドバイスですが、それで
「次のマラソンの予想タイムはどのくらいですか?」と聞くと、気の毒そうに「3時間28分くらいかと」とのご託宣。「えー? うっそー!」と、これは予期していなかった答え。自信満々で臨んだ就職試験が不合格になったような。「トレーニング次第で3時間切れますよ」という答えはないだろうなとは思っていましたけど、せめて3時間15分くらいを予期していたんですけどね。
「よくて3時間22分くらい」と言われ、「そんな、慰めてくれなくていいですよ」とやや八つ当たり。