アシックスのカスタムオーダーシステム
3次元足型計測機で足型を測定する。データはセンターのサーバーに送られ、最適の足型が選ばれる |
このことからも分かるように、対象はシューズについてはかなりうるさい「走り屋」。シューズの軽量性やクッションには満足しても、もう一段上のフィット感を得たいという層です。
左右足型タイプの違いにも対応
3次元足型計測機による計測結果。カカトの傾斜もはっきり出る(右下) |
左右の足サイズ違いだけでなく、左右のタイプの違い(片足がスリムで片足がレギュラーとか)にも対応しているのは、「どうも片足しかフィットしない」という悩みを持ち続けていたランナーには朗報でしょう。
基本は4色組み合わせ+バリエーション
カラーを選ぶときは画面だけに頼らず、用意されているサンプルを参考にするとリアルカラーで選べる |
・紐の色 4種類
・アッパー(甲被)本体の色 4種類
・補強部分の色 4種類
・アシックスストライプ(ライン)の色 16種類
・「アシックス」ロゴの色 6種類
・名前などの刺繍(ししゅう)の色 6種類
からそれぞれ選択。
ソールタイプが選べる
マイオウンシューズの究極がネーム刺繍だ。名前に限る必要はない |
マラソンタイプの場合、クッション性と安定性重視のJPタイプ、グリップ力と安定性重視のJDタイプ、グリップ力と反発性重視のMGタイプの3タイプから選べます。
レーシングタイプの場合のソール選択は、グリップ力と剛性の高いターサータイプかフラットでクッション性を重視したスカイセンサータイプのどちらかになりますが、それぞれ紐締めかベルト締めが選べます(マラソンタイプは紐締めだけ)。
同型サンプルに足入れして、感覚的にも確認を
しかし、マシンで計測したデータだけではまだ不安でしょう。人それぞれに求めるフィット感が異なることもあるからです。そこで、実際に測定器で設定したタイプのサンプルシューズに足を入れて感覚的にも確認します(サンプルシューズの用意がない店もあります。アシックスストア東京、原宿は用意)。オーダーインソールで微調整が可能
まださらにフィット感を求めるランナーには、オリジナルインソールの作成システム「Amfit(アムフィット)」を用意しています(別料金)。シューズの足長は5mm刻みですが、インソールによってさらにフィット性を微調整できるそうです。土踏まずのアーチ高が標準的ではない方、カカトが傾斜している方などには特におすすめです。オリジナルインソールによって無理なく着地できるようになり、故障の予防につながります。ただ、マラソンタイプを選んだ場合は、インソールが一体化しているのでアムフィットを利用できません。価格は、ioシステムによるシューズオーダーが、いずれも21000円、ネーム刺繍はオプションで1050円。アムフィットによるインソールオーダーは別途5670円が必要です。納期は4週間です。
足計測の必要がなければ、イージーオーダーシステムで
なお、アシックスにはカラーだけをカスタムオーダーできるイージーオーダーシステムもあります。いろいろなスポーツ用があり、ランニング用モデルではマラソンソーティーが対応しています。ラストは、スリム、レギュラー、ワイドの3種から選択、ソールもJP、JD、RRの3タイプから選択。金額は17850円とioシステムにくらべ3000円以上安くなります。足を計測する必要がなければこちらで十分でしょう。納期は約1ヶ月。
提携22スポーツショップでも発注できる
サービスはアシックスストア東京(写真)など直営店の他に、提携スポーツショップでも。各店に設置の3次元足型計測機はすべてセンターにつながっている |