ランニングショップ激戦区、原宿徹底紹介1

原宿でスポーツメーカーが激突！

市民ランナーの増加を受けて、スポーツ用品メーカーの直営店出店が相次いでいますが、東京原宿がその主戦場となる様相を見せています。昨年2008年6月にアディダスが直営店を出店したと思ったら、今年2009年2月にはアシックスが直営店をオープン。先に出店しているミズノ、プーマ、昨年8月に原宿から青山にコンセプトを一新して移転したニューバランス、さらにトレラン関係でノースフェイスやコロンビア、パタゴニア、グレゴリーなど。ショップではアメリカからの輸入製品を揃えるオシュマンズ、ランニングとはやや縁遠いがボードやバイクで人気があるムラサキスポーツなどが軒を連ねます。

どうして原宿？

地図を見れば半分納得、残りの半分は行ってみれば納得。原宿はスポーツエリアの真ん中にあるということと、若者がスポーツウエアをファッションとして取り入れてきているということにあるようです。

すぐ近くの代々木公園は、緑豊かで初心者ランナーにもおすすめのコースが。隣接の運動公園トラックはシリアスランナーの聖地。瀬古利彦さんが現役時代に日常トレーニングをしていた神宮外苑の外周路までもわずかな距離です。

ランニングとショッピングが一緒に楽しめる街、それが原宿です。今回と次回に分けて、原宿のランニングガイドをお届けしましょう。ゴールデンウイークの1日、ぜひ原宿へ。

走るならココ。代々木公園

緑豊かな代々木公園

緑濃い明治神宮と隣り合わせる代々木公園は渋谷と新宿にも挟まれて、都心西部地区のランニングのメッカ。皇居周回路ほどではありませんが、やはりランナーの数が増えています。土日など、かなりの賑やかさ。

代々木公園の特徴といえば、皇居に比べて狭いこと。それが特徴？　1周2キロになりませんが、それが初心者にはいいんです。自分の走力に合わせてこまめに調整ができます。皇居だと走り出したら、最低5kmは走らなければなりません。走力の異なるグループで走るときにこれは便利。さらに1周コースを短く調整することも可能です。

二番目によいのは、緑が豊富なこと。新緑や紅葉もいいですが、夏は日陰を作ってくれることが貴重です。

三番目によいのは、売店があること（しかもビールも売っている。300円）。皇居ではコースからかなり離れないと売店がありません。

四番目によいのは、400mの公認トラック併設。使用できる日は決まっていますが、走力の向上を目指すなら、時々トラックで走ってみることをおすすめします。ここならジョギングを園路で行った後、トラックでスピードトレーニングを行うといったトレーニングバラエティをつけることができます。利用時間と曜日はこちらを。

五番目に広場があること。皇居と違って立ち入りOKの広い広場があります。仲間と行って、お弁当を広げることができるのもうれしいところ。

夜間の閉門に注意

ひとつだけ注意すること。それは皇居と違って「開園時間」があることです。開門時間は、年間通して早朝5時ですが、閉門時間は夏（5月1日～10月15日）時間と冬（10月16日～4月30日）時間があり、夏は午後8時までですが、冬は午後5時です。