マメができてしまったら、そこからマメを引っ込ませるというテクニックは申し訳ありませんが持ち合わせていません。次善の策、マメができにくい走り方と、できてしまった後の対策をご紹介します。
走る箇所を選ぶ
|
アウトソールの接着剤も溶けてソールが剥がれてしまうくらい夏の路面温度は上がる |
足底部の温度上昇を防ぐ一つの対策として、なるべく路面の冷たいところを走る、という工夫が挙げられます。
日に当たる舗装路の温度上昇は甚だしいものがあります。道路はどこを走っても同じではありません。極力温度が低そうな所を選んで走ります。道路に日陰があれば迷わずその陰の部分です。給水ポイントで路面が濡れていればその上を。わずかな日陰で体は隠れず足先しか隠れないとしても、足先だけでも日陰部分を走ります。筆者は暑いときには、ガードレールの影、電線の影さえ選んで走ります。
足をランナーの影に入れて走る
他ランナーの後に付くと楽だといいますが、スピード面や風除けというだけでなく、前方から日射がある場合には常に足を日陰において走ることもできるわけです。それによって足先はどのくらい温度の上昇が妨げられるかわかりませんが、脚は直射日光を浴びる量を減らせるでしょう。わずかなようですが、そうした積み重ねが大事だと思ってください。
路面が悪いコースに注意
舗装路面が荒れていると足裏へのショックが大きく、足裏部に熱を持ちやすくなります。元気なうちは路面の荒れなどさして気にならないのですが、疲労してくると足裏に痛みや熱を感じるようになります。こうなってくると危険へかなり接近しています。極力路面状態の良い部分を選んで走ります。
ブレーキをかけない着地を心がけて
靴紐の締め具合がゆるいせいもあるのだと思いますが、大きな音を立てて走るランナーはけっこういます。これはたいてい、ブレーキがかかっているフォームです。ブレーキをかけるとシューズの中で足が前方に滑って熱を持ちます。的確なサイズのシューズを選び紐の締め具合に気をつければ、ほとんどの場合は解決します。解決しない方は、根本的にフォームを見直しましょう。体重の重心の真下で着地、体を前方に推進するという原則を頭において走ってください。