左右別サイズでも一足分の価格
右足が1.0cm大きいアシックスの GT-2130 ニューヨークも定価の12,075円(会員価格 11,500円) |
アディダスのエントリーレディスモデル「デフレクト2W」6,195円(会員価格 5,900円)もお手軽価格のまま |
こんな体験があったところに、左右サイズ違いシューズを販売する店舗出現と聞いて、これはランナーに朗報だと喜んだ次第です。でもこれは、仕入れが難しいだろうなというのが第一感でした。うまく逆のサイズ違いの注文があればいいですが、なければ最悪仕入れの半分は不良在庫になります。ホームページを見てみると、価格は定価のままです。これではメーカーの協力なしにはとても採算が取れないだろうと思えたのです。
「仕入れは、他のショップとまったく同じです。うまく逆の組み合わせの注文があるといいんですが、そうもいかなくて。アンケートをとったら左足のサイズのほうが大きい人がほぼ倍ぐらいいますね」ということは、うまく注文が来ても、1/3の不良在庫発生じゃないですか。
「たしかにたいへんですね。売れ残ればモデルが古くなってしまいますし。ただ、シューズを買いに行くたびに左右別別サイズで買いたいと思う人が、アンケートでは36%いらしたんです。自分の足を測ってみてサイズの違いに気づけば、別サイズのシューズを履いてみたらどうなるだろうかと思われる人もいるだろうし、そういう方が試しに買ってくれると思います。早くうちの存在を知っていただきたいと思ってます」
定番モデルのボリュームゾーンを取り揃え
こんなショップには消えてほしくないですね。準備している在庫は、今のところランニングシューズ10種類、サッカー・フットサルシューズ5種類で、メーカーは、アディダス、アシックス、プーマ。ランニングシューズのモデルを見てみると、アディゼロやターサーがメインで、定番モデルを揃えています。レディスモデルもあります。アディゼロBRなどは軽量でクッショニングがいいですから、初心者のレースから上級者のトレーニングまで適応レベルが広いモデルです。
カラーとサイズは残念ながら多彩とはいえません。やはり、人気のあるカラーと需要の多いサイズのレンジに限られています。やむを得ないところではありましょう。佐々木さんも「売れるようになれば種類もサイズも増やせるんですが……」と言っています。