応援のポイントは?
東京メトロ駅で常時配布している路線図と「東京メトロナビ」。「東京メトロナビ」には駅が混み合っている場所の詳細な地図、複雑な駅の解剖図が載っていて便利。事前に入手しておくといい |
やはり応援するランナーを見つけ、見つけられなければ応援効果は無に帰してしまいます。フルマラソン25,000人(日比谷公園までは10km出場者を含めた30,000人)の人の波から見つけることは並大抵のことではありません。よほど特異な目立つ格好でもしていないことには……。
見つけやすくする一つのポイントは、必ず歩道側(左右両車線を使うところでは右か左かを決めておく)を走ることです。場所もどのあたりと決めておきます。大きめの紙や幟に「選手名」を書いて出しておくのもいいでしょう。色は目立つにこしたことはありません。ランナーは、何を着て走るか伝えておきましょう。
出場者10,000人前後の青梅マラソン、東京荒川マラソンでも15kmくらいまでは人波が途切れることはありません。東京マラソンの場合は所要時間が延び、道路幅が広いとはいっても、中間点くらいまでは人波の中から特定の個人を、しかも離れた位置で見つけ出すのは本当に難しいと思います。「ウォーリーをさがせ!」以上の困難が伴うでしょう。
■移動は迅速に「一日乗車券」の利用
ランナーのスピードは、トップグループでおよそ時速20km。都内ですと自動車で移動するスピードです。地下鉄の階段を上がり下りし、電車の到着を待つロス時間を考えると、短区間や乗り換えの次第によってはランナーに追い越されてしまいます。駅でのロス時間を減らすために、「東京メトロ都営地下鉄共通一日乗車券」を利用するといいでしょう。発売当日の1日間、この観戦ガイドで案内した交通機関のうち「ゆりかもめ」を除く全線に利用可能です。大人1,000円、小児500円。東京メトロと都営地下鉄各駅の券売機で購入できます。
■防寒はしっかりと
さて、待つ身の辛さも考えておかなければなりません。ランナーは汗を流していても、身体を動かさない観戦者は震えてしまいます。上半身は防寒しても下半身の防寒がおろそかになりがちです。下半身が冷えるとトイレも近くなります。足もとから防寒はがっちりとしておきましょう。
■個人サポートもしっかりと!
東京マラソンは給水も給食も大会本部のサポートが十分に行われるようです。心配ないとは思いますが、いつも利用しているサプリメントなどがあれば応援に頼んでおくといいでしょう。公式レースでは個人的サポートは違反ですが、入賞にもからまない市民レベルでは、そんなことを問題にしなくていいと思います。せっかく個人的な応援があるのですから、大いに活用を。
■ゴール後すぐに会えるように
ゴール後チップを外したり、痙攣を起こしたりですぐには応援者と会えない事態も考えられます。こんなときの武器はやはり携帯電話。携帯電話が無いときには、集合場所を決めておきましょう。選手以外は入れない場所もあるので、ゴール近くというわけにもいきません。フリーマーケット会場(西展示ホール)は入場料が必要で入口が設けられますから、この入口ということにでもすればいかがでしょう。
■沿道各地でさまざまなイベント
ここで紹介した以外にも多くの場所で、演奏や催事が行われます。ランナーも途切れのない音の応援に、大いに励まされることでしょう。ランナーも応援も大いに楽しめるマラソン大会になりそうです。「ぜひ観戦はTVで」などといわずに、コースに出向きお祭り雰囲気に浸ってください。トップ争いはビデオ録画でじっくりどうぞ。
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