東京マラソン本番にものをいう試走
都庁前。これがスタート地点から見た走る方角。都庁舎のビル風が吹きまくりそう |
8月18日に出場申し込みを締め切り、そしてついに東京マラソン受付当選者が発表になりました。私の周りでも悲喜こもごものメールが飛び交っています。さて私は…。今回は落選組のほうが多いわけですが、落選しても気を落とさずに練習を続けましょう。
ここまでの練習の成果は、他の大会で発揮しようじゃないですか。それに、ネットによる応募は無料であることから「とりあえず応募」組も結構いることが予想されており、11月には追加当選が発表になるとのことです。まだまだ、出場のチャンスが消えたわけではありません。
さて、今回は当選した人には本番に向けた試走のために、落選した人にはこんなコースなんだと、TV観戦、沿道応援に役立って、トレーニングにもなる試走をおすすめしたいということで、東京マラソンコース試走ガイドです。
自信がなければ2回に分けて完走を
フルの試走にはまだ自信がないという初心者の方は、2度に分けて試走してみるといいと思います。できれば間をおかず、2日連続でやってみてください。2日目はちょっときついですが、そのくらいのほうがフルマラソンの試走として本番レースに近い体験になります。私が友人と2人で試走したのは5月3日。快晴の下、ゴールデンウィーク中のこととて、東京の空が澄みに澄んだ1日でした。試走の途中2個所で走路を計測している陸連のグループに出会いました。陸連のお墨付きがないと公認コースにならず、当然公認レースではなくなり、記録も公認されません。私の中で、東京マラソンが急に現実味を帯びてきました。
着替えや荷物を背負っての試走でしたが、陽気がよかったので着替えをそれほど持たずに済みました。秋~冬の季節ですと寒くて着替えも多くなるかもしれません。薄くて温かいシャツを用意するなど工夫してください。
スタート 都庁~市ヶ谷
日本陸連の皆さんが、コースの距離測定をしていた。もう一組芝でも出会った |
スターターは99%石原都知事。車いすの部が9時05分にスタート、5分後の9時10分にマラソンの部と10kmの部が一斉スタートとなります。一斉スタートはいささか危険な気がしますが、大会本部はどのような手を考えているのでしょうか。混乱がないように祈ります。
さて、試走の私たちも本番に合わせ、都庁前を9時10分にスタートしました。北上してすぐにT字路を右折します。このT字路ではまだ密集状態ですから、インコーナーは足踏みでしょう。押さないように、転倒しないように、巻き込まれないように、ここは距離が長くなってもアウトにコースをとっておくことをおすすめします。
左に曲がり青梅街道に突き当たって右折し、JRのガードをくぐって歌舞伎町前になります。歌舞伎町あたりはまだ朝寝状態で、応援はそれほどではないかもしれません。
新宿の繁華街を抜けると、市ヶ谷のお堀端までは下り坂。スピードが出ますが、出し過ぎないように、といってブレーキをかけると足に負担がかかり、後に影響が現れます。力まぬ足の運びと、腕振りで上下動を押さえ込み、極力脚にショックがかからないように走るのがコツ。