マラソンの素晴らしさは、ダイエット効果ではない

仲間とジョギング
ジョギングは健康も爽快さも与えてくれる
東京国際女子マラソンに出場した仲間を、最後の難所とされる四谷お堀端の坂で応援していたときのこと。ここは、これまでにもさまざまなドラマが生まれた場所で、放送の中継クルーもたくさんいます。私が応援しているそばにもラジオの放送クルーがおり、アナウンサーが気合いの入った華麗な実況をしていました。

主だったランナーが一通り走り抜け、通過するランナーの中には50歳に届くかなという年齢の方も見受けられるように。その時、アナウンサーが片づけをする仲間に「参加ランナーは、本当にみんなキレイだね」と感心するように言っていたのが今でも印象に残っています。

本当にそう思います。さすがに出場資格が厳しい東京国際女子マラソンに出場する選手だけあって、出場選手はみんな引き締まっています。姿勢もいい。困難に挑戦している表情も素晴らしい。痩せてもいますが、ただ細いのとは違います。力を感じさせます。マラソンをすれば、そんな素晴らしい肉体に誰でも近づくことができます。

しかし、マラソンの素晴らしさは、ダイエット効果だけではありません。

私が走り始めた動機は、登山のための日常的トレーニングとしてです。わずかな時間で、どこでもできる肥満防止のための効率的有酸素運動として始めたわけです。ランニングは、速く走れば無酸素運動ですが、長時間(概ね10分以上)走れるペースで走れば有酸素運動となり、脂肪の燃焼、血管の若返り、心肺機能の強化につながり、生活習慣病の予防に効果的といわれています。

次第に走力がついてくると、自ずと目標を設定するようになります。自ずと、その目標を達成するための努力も工夫もするようになります。目標はタイムであったり、順位であったり、完走であったりします。

ランニングは、努力と工夫がストレートに結果に現れる運動であり、成績は、すなわち自分の努力と工夫に対するごまかしのない評価です。また大学時代に箱根駅伝の選手だったというランナーと、学生時代には何の運動もしていなかった市民ランナーが対等に渡り合える面白さがあります。自分で自分の成果と評価を確認できることも、次へのステップへ進もうという向上心を燃やすことにつながります。

特に、工夫や走りに対する「読み」が生きてくるのが、マラソンという長距離種目。短距離~中距離レースと最も異なる点は、「レースを読む力がいる」ということです。練習に割く時間は同じでも、工夫をすればよりよい成績を残すことができる。それが走っても観戦しても面白い、マラソンの大きな魅力だと言えるでしょう。

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