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加速するゴルフGPS式距離計の進化(2ページ目)

2008年の「ショットナビ ポケット」発売以来、ゴルファーから大きく認知されつつあるGPS式距離測定器。さらに進化を続けるゴルフアイテムを詳細に解説。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

有機EL搭載のゴルフナビ

有機ELディスプレー採用のユピテル「アトラス ゴルフナビ AGN3100」
ヘッドスピード測定の進化形  GTS-2登場!」で紹介したヘッドスピード測定アイテムが「GST-2」。雑誌の試打企画で取り上げられたり、ドラコン大会で使用されるなどして人気のモデルです。

そんな「GST-2」を販売しているメーカーがユピテル。ゴルフにとどまらず、レーダーやセンサー、GPSなどに多くのノウハウをもつ企業です。そんなユピテルから、満を持して登場したGPS距離計が「アトラス ゴルフナビ AGN3100」と、コンパス機能を持たない「アトラス ゴルフナビ AGN3000」。

ちなみに、ショットナビにおける「PRO」と「PREMIUM」。アトラスゴルフナビにおける「AGN3100」と「AGN3000」のように、方向を示すコンパス機能の有無の他に違いのほとんど無いラインナップを用意するのには、理由があります。ゴルフルール上、距離計は、ローカルルールで認められていれば、試合などで使用することが可能です。しかし、方向を示すような機能はルール上禁止されているので、ローカルルールの有無にかかわらず試合での使用は出来ません。

現実的には、ローカルルールで認められるケースもさほどは多くないですが、2機種のラインナップには、こうした配慮があるようです。

「アトラス ゴルフナビ AGN3100」は、有機ELを採用したカラーディスプレーと、コースレイアウト表示が可能なところが売り。白黒の液晶画面で数字中心の表示と異なり、美しいカラーでのコースレイアウト表示となると、それまでのGPS距離計と大きく印象が違います。まさに「ゴルフナビ」と表現したいようなわかりやすさと、実際のプレーを画面上で楽しむような楽しさがあります。

コースレイアウトはゴルフ場に行かなくても閲覧可能。前日にコースをチェックして、攻略ルートを考える、っといった楽しみ方も出来そうです。

さらに有機ELディスプレイだと、構造上液晶よりもコンパクトに作ることが可能です。「アトラス ゴルフナビ AGN3100」も、高機能でありながら、ボディを薄く作ることに成功しています。

GPS距離計の決定版ともいえる機種ですが、あえて難点を挙げれば、ハザードまでの距離が数値ではなく、同心円によってしか確認できないことでしょうか。また機能の違いはあるにせよ、価格も「AGN3100」で32800円(税込)とやや割高です。

1月末には、「アトラス ゴルフナビ」の普及版といえる「AGN1100」と「AGN1000」が発売予定。こちらは、白黒の液晶画面、グリーンとハザードの距離表示のみながら、価格は21000円(税込)と、ややお手軽になっています。「AGN3100」と異なり、ハザードまでの距離表示があるのも魅力的です。

ユピテルでは今後、この4機種での展開を行う予定とか。それぞれのニーズや予算にあったモデルを、ゴルファーが選択しやすくなったと感じます。

>>次は、加速するGPS式距離計の進化>>
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