ゴルフ/ゴルフ関連情報

若手の台頭!男子ツアーはI・I時代へ(4ページ目)

完全に日本ツアーの中心プレーヤーとなった石川遼選手と賞金王争いを繰り広げる新鋭、池田勇太選手。次代を担う対照的な二人の若手プロの熾烈な戦いをデータを交えて紹介します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

賞金王の行方は……

池田勇太選手のオールラウンドぶりを指摘しましたが、石川遼選手もまた、最大の武器であるドライバーの飛ばしはもちろん、アイアンショットの上手さ、アプローチの巧みさ、パット巧者であることなど、ツアー屈指のオールラウンドプレーヤーです。

現在の主要な部門別データを見るとそのことがはっきり伺えます。

部門 石川 池田
平均ストローク 2位 1位
ドライビングディスタンス 7位 30位
フェアウェイキープ率 88位 22位
パーオン率 27位 10位
バーディー率 1位 2位
サンドセーブ率 9位 90位
平均パット数 1位 2位
(キヤノンオープン09終了時点)

賞金を大きく左右する平均ストローク、バーディー率、平均パット数で、2人は1位、2位を分け合っています。飛距離も上位、パーオン率の高さは彼らのショットメーカーぶりを数値で示すもの。

一方、石川選手は優勝した試合でもO.B.を連発しているように、フェアウェイキープ率に難あり。池田選手は、バンカーショットにやや課題を抱えているようです。

これだけ、突出した2選手なので、賞金王争いは最後までもつれそうです。ポイントになるのは、やはり優勝。終盤戦は、優勝賞金額が3000万円を超える大きな戦いが続きます。特に、優勝賞金4000万円の「ダンロップフェニックス」「カシオワールドオープン」「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の最後3連戦が最大の見どころになるでしょう。

女子ゴルフでも宮里藍選手が登場後、横峯さくら選手、上田桃子選手をはじめ実力のある若手プロが続々登場し、ツアーを大きく盛り上げました。男子ツアーも二人のスターを得て、新たに飛躍しようとしています。

今年のツアー終盤戦は、将来においても語り継がれるような大きな転換点にあるかもしれません。ぜひ、トーナメント会場で実際に時代が変わろうとしている雰囲気を体感したいものです。



<関連リンク>
石川遼、10代賞金王の可能性はあるか?
石川遼、夢のマスターズで通用するか?
石川遼プロ、データで見る強さの秘密
総仕上げ!石川遼に近づくゴルフグッズ
JGTO オフィシャルホームページ
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonでゴルフ関連の商品をチェック!楽天市場でゴルフ関連の商品をチェック!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます