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若手の台頭!男子ツアーはI・I時代へ(3ページ目)

完全に日本ツアーの中心プレーヤーとなった石川遼選手と賞金王争いを繰り広げる新鋭、池田勇太選手。次代を担う対照的な二人の若手プロの熾烈な戦いをデータを交えて紹介します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

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新鋭! 池田勇太

池田勇太選手の使用するボール、「TOURSTAGE X-01B+」。ちなみに、石川遼選手も試合で使用したことがある。ツアーステージボールは今季男女合わせて43戦中17勝と好調
実質、プロ2年目の池田勇太選手もスケールの大きな待望のスターです。初優勝の今年の日本プロでは、2位に7打差のブッチ切りの勝利。前週の試合で、最終日首位でスタートしながら崩れてすぐの優勝に器の大きさを感じます。

「VanaH杯KBCオーガスタ」では、最終日トップでスタートした石川遼選手と白熱の優勝争い。最終ラウンドも「66」という好スコアでまわった石川選手に対し、なんと「63」という驚異的なスコアで逆転優勝しました。

タイガー・ウッズを彷彿させる石川遼選手と対照的に、池田選手の憧れはジャンボ尾崎選手。トレードマークのスリータックの太いズボンが、注目されがちですが、ややアップライトなバックスイングから居合い切りのように振り下ろすスイングは、まさにジャンボ尾崎プロを彷彿します。やや早めのスイングリズムもまるでジャンボさんのよう。

飛ばし屋であり、アイアンショットの切れ、アプローチの巧みさ、パッティングの上手さを持ち合わせたオールラウンドプレーヤーであることも、ジャンボ尾崎プロを思わせます。

ジャンボさんと異なる点をあげるとすれば、日本学生2勝、日本オープンローアマ2回という、アマチュア時代の輝かしい戦歴。この点は、あまりに早くプロの階段を駆け上がり、実質アマチュア時代がほとんどない石川遼選手とも対照的です。

古くは倉本昌弘プロ、最近では丸山茂樹プロや片山晋呉プロがそうですが、アマチュアで勝利を重ねてきたプロは、いわゆる勝負のアヤをつかむことに長けているといいます。池田選手もまた、アマチュア時代の勝ち癖を今後プロの世界でさらに発揮していくでしょう。

>>次は、部門別データについて>>
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