パッティングで大切なことは、距離感
4月に発売されたばかりのNEWモデル「Black series ix」。L字型マレットの#9は、石川遼選手など多くのプロが使用。インサートは硬めで、打球音は高い |
パッティングで大切なことは?と聞かれると、アドレスであったり、ライン読みであったり、芯で打つことであったり、スムーズなストロークであったりと色々な意見が出てくると思いますが、それらは大抵、良い距離感か方向性を求めるために有効なことです。
その中でも最も重要と考えられるのは距離感。パッティングで距離感を出すためには、プレーヤーの「このくらいかな?」という距離の感覚をパターを使ってボールに伝えなければなりません。そのゴルファーの持つ距離の感覚は、打球感、打球音にも大きく左右されるという側面を持っています。打った音が高く大きい時、また打った感触が強く硬いとき、ボールは強く出る感じがします。ゴルファーはそのような場合、無意識にインパクトを弱くします。
逆に、打った音が低く、打った感じが軟らかな時は、ゴルファーは通常、無意識に強くインパクト使用とする傾向があります。
こうした打球感や打球音に大きな影響を与えるのが、フェース面の素材。パターでは単一素材で成型されフェース面と他の部分が同じものも少なくありませんが、オデッセイの場合は、硬さの異なる素材をフェース面にインサートして、より距離感を出しやすく工夫してあります。
オデッセイパターのインサートの種類は多く、下記の表のように、それぞれ感触や打球音が異なっており、自分のイメージする距離が一番出やすいものを選んでいきます。
インサート種類 | 打球感 | 打球音 |
Black Series | 硬い | 高め |
XG ツアーインサート | しっかり | やや高め |
XGインサート | ややソフト | やや低め |
XGディバインインサート | ソフト | 低め |
打球感と打球音を考える上で、忘れてはならないのがボール。ボールの種類によって打った感触が大きく変わるのは、ゴルファーなら多くの方が経験のあるところでしょう。
特に以前に比べると、最近のゴルフボールのラインナップは構造や性能はもとより、硬さや感触などもそれぞれに特徴があり、複雑になってきている気がします。
「ODYSSEY PUTT LAB」では、キャロウェイのボールはもちろんですが、なんと他メーカーの主要ボールも一通り用意されています。フィッティングを受けるゴルファーが、いつも使用しているボールを使いながら距離感の出しやすいインサートのパターを選んでいくわけです。
好ましい打球音と打球感の、パターとボールの組み合わせが見つかれば、自分の距離感も安定してくるでしょう。