関西オープンとは?
オープン競技への門戸は開かれている。実力さえあれば大舞台への挑戦も可能 |
中四国オープンといえば、何といっても1980年に倉本昌弘プロ(※当時アマ)がアマチュアとして始めてプロの試合に勝ったことで知られる大会。アマチュア選手がプロの試合で勝ったのは、昨年2007年のマンシングウェアKSBカップにおける石川プロと、この時の2回だけです。ちなみにアメリカでは、フィル・ミケルソンがアリゾナ州立大学在学中のアマチュア時代にPGAツアーに勝利している例があります。
オープンとは文字通り開かれた大会。アマチュアでも参加資格をクリアすれば出場することが可能です。関西オープンの場合は、関西アマ、関西学生などの大会の上位選手、また予選会を勝ち抜くことで出場権を得ることが出来ます。関西アマの場合JGAから発行される公式ハンディキャップが9.4以下であれば予選に出場可能(※日本オープン予選は6.4)。実力さえあれば、関西アマの予選・本戦を突破し、関西オープン、日本オープンとより上位の大会へチャレンジすることが出来ます。
理論上は何の実績も持たない一般的なアマチュアゴルファーでも、超絶的なゴルフの技術があれば、日本オープンで優勝し、日本一のゴルファーの称号を手にすることも夢ではありません。あらゆるゴルファーに門戸が開放されているのが、オープン競技の最大の魅力です。
現に1993年には日大時代の片山晋呉選手が、日本オープン3位タイという好成績をあげています。日本女子オープンでは、2003年に宮里藍選手が5位タイ。2004年に諸見里しのぶ選手が5位など、優勝に迫る成績をあげたこともあり、前人未到のアマチュア選手による日本一も必ずしも可能性がゼロとは言い切れないのです。
こうした地区競技の歴史は古く、関西オープンはその中でも最古の大会で、第1回目は大正15年の1926年にはじまっています。日本のゴルフの次代を担う石川プロが日本最古のオープン競技に勝ったのも運命的といえるかもしれません。
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