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進化を続けるスチールシャフトの現在(6ページ目)

重い、難しいというイメージは既に過去のもの。新製品が続々登場、劇的に進化を遂げ、多くのゴルファーが愛用するスチールシャフトの現在とは?

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

スチールシャフトの選び方

これまで紹介したようにスチールシャフトも多くの種類が登場し、選択の幅が広がりました。そこでガイドおすすめの自分にあったシャフト選びのポイントを紹介します。

まず重量による選択です。「アイアン選びはシャフトで決まる!」では、カーボンシャフトとスチールシャフトの選び方も重量で決めるべきと紹介しました。「NS PRO 750GH Wrap Tech」や「GS75」のような最軽量のスチールシャフトでも一般的なカーボンシャフトよりも10g以上重いので、非力な方や飛距離を出したい方など軽量のクラブを使用したいゴルファーには、カーボンシャフトの方がおすすめです。ドライバーで290g前後の比較的軽量なクラブを使用している場合はカーボンのほうがマッチする場合が多いと思います。

スチールシャフトの重量をまとめると次のようになります。
重量シャフト名
重量タイプダイナミックゴールド,ライフルプロジェクトX,NS PRO 1150GH TOUR
100g強ダイナミックゴールドHL, NS PRO 1050GH
90g台ダイナミックゴールドSL, TX-90,NS PRO 950GH, NS PRO V90
80g台ダイナミックゴールドSL, M80,NS PRO 850GH
70g台GS75, NS PRO 750GH Wrap Tech

まず、とにかく重くて硬いシャフトが欲しいという飛ばし自慢のハードヒッターは、重量タイプのシャフトを選びましょう。フレックス(硬さ)も当然硬いものを選ぶ形となると思います。

決して飛ばし屋ではないけれど、飛距離は十分に出せて、スイングもしっかりしているゴルファーには、まず90g台のシャフトを試していただきたいところ。定評のある「NS PRO 950GH」が試金石となります。もう少し重量が欲しいと思えば、100gを超えるシャフトを。もっと軽めのシャフトで楽に振っていきたいと思えば、80g台のシャフトをチョイスします。

70g台のシャフトは、カーボンシャフトとの比較になるでしょう。カーボンに比べてしっかりしている軽量シャフトはスチールならではのトルクの少なさのため振った感じがずいぶん異なります。出来れば試してみて、結果の良いものを選ぶのがベストです。

ハードヒッター用のシャフトは「ダイナミックゴールド」、それ以外では「NS PRO 950GH」をラインナップというのが、現在の定番になっていますが、最近では、最初から「GS75」や「NS PRO 850GH」などのさらに軽量のスチールシャフトが装着されているアイアンセットの販売も増えています。
シャフトの種類や性格を事前に知っておくと、失敗の少ないクラブ選びが可能になるでしょう。



<関連リンク>
アイアン選びはシャフトで決まる!(All Aboutゴルフ)
ダイナミックゴールド(トゥルーテンパー)
ライフル(トゥルーテンパー)
NS PRO 950GH(日本シャフト)
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