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ドライバー長尺化は、トレンドになるか?(4ページ目)

SLEルール施行後、ドライバーの飛距離アップの新しい方向性として注目されるシャフトの長尺化。拒否反応を示す人も多い長尺ドライバーを使いこなせるか、ポイントを解説します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

2008年NEWモデルの動向

ダンロップ「ザ・ゼクシオ」。既に今年No.1人気の呼び声も高い
今年から施行されたSLEルールによって、フェースの反発性能を上げて飛距離を伸ばすことに一定の歯止めがかかりました。そのため一昨年あたりから、各ゴルフメーカーではポスト高反発を担うコンセプトをそれぞれ打ち出しています(「SLEルール施行前! NEWドライバーの傾向は?」でも紹介しているので、是非参照ください)。

その中でも目立つのが、シャフトが長くなったモデル。特に象徴的な存在なのが、ダンロップの「ザ・ゼクシオ」です。ゴルフ史に残る大ヒットブランド「ゼクシオ」は、2年毎にモデルチェンジし、今年発売モデルはその5代目。今回は初代ゼクシオ(46インチ)以来となる、45.75インチとなりました。前モデルが45インチですから、0.75インチの長さアップです。

「ザ・ゼクシオ」は、ルール最大級の460cc。前モデルは、432ccと460ccの二種類がラインナップされていましたが、ヘッド体積はほぼ変わりません。しかし、NEWモデルは、ヘッドの厚みが薄くなり、その分ヘッド後方が張り出したような形状に変化しています。これは慣性モーメントのアップ=スイートエリアの拡大の効果があるのと同時に、構えたときのヘッドの投影面積が前モデルに比べて大きく見えるよう工夫されています。

ヘッドが以前より大きく見えれば、相対的にシャフトは短く感じられます。つまり、シャフトを伸ばしても違和感なくスイングできるというわけです。ヘッド性能の向上と相まって、8年前に発売された初代モデルとは比較にならないほどやさしくなっています。

「ザ・ゼクシオ」のほかには、キャロウェイの「レガシー」(46インチ)、ナイキ「サスクワッチSUMO2 5900」(45.5インチ)、テーラーメイド「r7 CGB MAX」(45.5インチ)などが、シャフトの長くなったNEWモデルです。長くなったといっても以前のような47,48インチは見当たりません。やはり、急激に伸ばすと違和感が大きくなるためだと考えられます。

>>次は、新モデルの動向>>
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