距離計測の緩和
昨年に引き続き、距離計測器に関するルールは緩和された |
さて、今回のルール改訂では、これまで裁定集にのみ解釈が示されていたものがゴルフルールに盛り込まれ、明示されたものがあります。その代表的な例が距離に関するもの。ひとつは、距離についての情報はアドバイスに入らないということ。もうひとつは「ルール改正で脚光!レーザー距離計の選び方」でも紹介した距離のみを計測する機器の使用を認めるローカルルールを制定することができるという点です。
ご存知のとおり、ゴルフルールでは、プレー中にアドバイスを受けることを禁止しています(ゴルフルール第2章3)。アドバイスとは、「プレーヤーの(a)プレー上の決断や、(b)クラブの選択、(c)ストロークの方法に影響を与えるような助言や示唆」とて意義づけられています。
上記の内容は、こと距離の情報に関していえばゴルファーが距離の情報を得ることは公平性をプレー上の決断やストロークの方法に関して影響を行うものではなく、公営性を損なうものではないという見解のようです。むしろスロープレー抑制になるなどメリットも期待できます。距離の情報は、ルールやコースのレイアウトなどと同様の周知の事実としてみなされます。