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アイアンセットのセッティングを極める

以前はまとめて購入するのが当たり前だったアイアンセット。ユーティリティや単品ウェッジの充実から、幅広い選択が可能になったアイアンのセッティングについて解説します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

複雑化するアイアンのセッティング

アイアンセット。以前は使おうと使うまいとまとめて買うのが当たり前
初心者の方はもちろんですが、ある程度キャリアのあるベテランゴルファーでも最近では、アイアンを購入するとき番手の選択に戸惑うことがあるのではないでしょうか?

かつては、3番アイアンから9番アイアン、PWとSWを加えた9本セットが標準的なアイアンセット。PWとSWの間にAW(またはP/S)をいれることが一般化しても、単純に1本加えた10本セットで販売されていました。1番アイアンや2番アイアンを使用するのは、極稀な上級者に限られ、ゴルファーは単純に売られている9本セット(または10本セット)をまとめて購入しさえすればよかったのです。

ところが、現在のアイアンは例外もあるものの多くの場合、5番アイアンからPWまでの6本セットで販売されています。もちろんそれだけではゴルフにならないので、ゴルファーはそれにPW、AW、SWといったウェッジやロングアイアンを各自で別に購入する必要が生まれました。

現在、ウェッジやロングアイアンを別途選択するために必要な情報がゴルファーに共有されているかといえば、必ずしもそうとは言えないでしょう。アイアンセット購入後にウェッジがないことに気づき、あわてて買い足したりするケースもあります。

しかし、考えようによってはゴルファーの選択の幅が大きく広がったともいえます。ロングアイアンは3番4番はもちろん、場合によっては1番や2番がラインナップされる場合もあります。ウェッジはロフト別にラインナップされ、1~2度刻みでの選択も十分可能です。また以前にはなかったロフト角60度を超えるウェッジも多く存在しています。

ルール上、バッグには14本しか入れることの出来ないゴルフクラブ。そこからパターを除いた13本の中でどのようなセッティングをするか? ゴルファーのスタイルと戦略の個性が問われます。

今回はその中で、特にアイアンセットについて6本セット(#5-PW)のセットに何を加えるかについて考えます。

>>次は、アイアンセット複雑化の要因について>>
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