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SLEルール施行前!NEWドライバーの傾向は?(5ページ目)

SLEルール施行前夜の2007年。今年のNEWモデルのドライバーを紹介しながら、様々なクラブ進化について解説します。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

ドライバーはますます進化する

テーラーメイドの「r7 DRAW」。460ccの大型ヘッドでミスに強いのも魅力
これまで紹介してきたように、ポスト高反発の大きな流れとしては、スイートエリアの拡大を意図する広反発化。自分にあったヘッドを選択するヘッドカスタム化。規制内で最大の性能を発揮するため伝統的なヘッド形状を逸脱した異形化の3点が挙げられます。

しかしこうした範疇にとどまらないクラブも存在します。「キャスコ パワートルネードD‐MAX450」は、46インチ・47インチというシャフトの長いスペックをラインナップしています。シャフト長を伸ばすことは比較的簡単に飛距離アップが見込めるので、長尺化は今後も大きなトレンドになると考えられます。「テーラーメイド r7 DRAW」は、その名のとおりドローボール(打ち出してから落ち際でやや左に曲がる理想的な球筋)の出やすいヘッド特性を持ったクラブ。大きく右に曲がるスライスボールに悩むゴルファーにとっては大きな魅力のあるドライバーです。球筋が安定してくるとスコアと飛距離の両面でよい結果が見込めます。「r7 DRAW」は対象ゴルファーの求める性能を追求した性能特化型と言えるでしょう。

万人に合うゴルフクラブなど本来存在しないので、特徴あるヘッド特性を持つことは他のクラブとのはっきりとした差別化が図れるでしょう。特徴がはっきりすることで、ゴルファーもクラブ選択も行いやすくなります。攻撃をパンチに絞ったことで、ボクシングの技術が発達したように、ルール規制はフェース反発以外のドライバー性能向上の大きな契機となりそうです。こうしたクラブ進化の恩恵を積極的に利用したいものです。



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