ゴルフ/ゴルフクラブ・用品の選び方

今後の主流になる!2本目のドライバー(3ページ目)

横峯さくらプロや2006年マスターズを優勝したフィル・ミケルソン等の活躍によって注目されるドライバー2本のセッティング。未来のセッティングとして注目される2本ドライバーについて考えます。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

2本目のドライバー

横峯さくら選手が直ドラ用として使用したことで知られる「SRIXON W-201」。小ぶりな300ccクラスのヘッドとフラットなソールで、比較的フェアウェイから使用しやすいドライバー。
長くなり、飛距離の伸びたドライバーとFWの距離を埋めるのが、現在話題となっている2本目のドライバーです。ティショットを安全に打ちたい場合、これまでは3番ウッドやロングアイアンで打つのがセオリーでした。しかし、それでは飛距離が不足し、長い距離のセカンドショットが残ってしまう場合があります。

シャフト短めの「飛ばないドライバー」を使えば、3番ウッドを超える飛距離が出せ、さらにヘッドはFWやロングアイアンよりもずっと大きく安心感があり、スイートエリアも広いためミスにも強くなります(3番ウッドの平均的ヘッド体積は160~180cc程度)。

直ドラとは

さらに上級者であれば、横峯さくらプロがここ一番で見せる直(じか)ドラにチャレンジすることも可能です。これはその名のとおり、通常ティアップしてから打つドライバーをフェアウェイから直にフェアウェイウッドのように使用するテクニックです。風の強い場合など、ロングホールの2打目で距離を出したいときに効果を発揮します。

ヘッドスピードが速く、ミート率も相当高くないとできない上級者向けの技術ですが、低いライナー弾道で飛距離を稼ぐことができます。

直ドラでの使用を考えれば、2本目のドライバーは43~44インチと短めで、(フェース面の厚みが薄い)シャローフェースのものを選びましょう。また、ゴルファーの好みもありますが、接地面の大きいフラットなソールのタイプのほうが良い結果を得ることが多いようです。

ドライバーの高反発規制は、これまで目立った差異のなかったシャフトの長さを大きく変革する契機になる可能性があります。今後は長さの違うドライバーを、さしずめ宮本武蔵の二刀流のように使用するゴルファーが増えてくるかもしれません。



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