ゴルフ/ゴルフクラブ・用品の選び方

今後の主流になる!2本目のドライバー

横峯さくらプロや2006年マスターズを優勝したフィル・ミケルソン等の活躍によって注目されるドライバー2本のセッティング。未来のセッティングとして注目される2本ドライバーについて考えます。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

エクストラクラブとしてのドライバー

ミケルソンの使用した「BIG BERTHA FT-3」
記憶に新しい2006年マスターズでのこと。優勝したフィル・ミケルソンは、飛距離を出すための46インチ長尺ドライバーと方向性重視の45インチドライバーの2本をセッティングするという、これまでのセオリーを覆すような奇策を用いました。ミケルソンの2本のドライバーはそれぞれ、要所で効果を発揮し優勝の大きな力となったのでした。

数年前には300cc前後だったドライバーのヘッド体積は数年で460ccクラスにまで拡大しました。クラブセッティングの中でドライバーだけが、他のクラブとのバランスを損ねるほどに異常に巨大となったことで、現在、ドライバーは他のクラブとは異なる飛距離を出すためのエクストラクラブであるという考え方が生まれつつあります。

ことプロゴルファーに関して言えば、特にUSPGAツアーのプロの場合は顕著なのですが、他のクラブとのバランスや今までのスイングが崩れる可能性を抱えてでも、ほとんどのプロが最新の大型ドライバーの恩恵(飛距離アップと方向性の向上)を受けたほうが良いと判断しているのは興味深いことです。

ミケルソンの場合は、飛距離の出るエクストラクラブとしての長いドライバーと、FWより飛距離が出て、かつ安定感のあるティショットのための短いドライバーをコースセッティングによって使い分けたことが勝利につながりました。

日本では、2008年からいわゆる高反発ドライバーの規制がはじまります。フェースの反発に規制が設けられたことで、ポスト高反発の新たな飛ばしの要素として注目されるのが、シャフトの長尺化です。飛ばし用の長尺ドライバーは、飛距離に特化したエクストラクラブとしての性格をさらにはっきりと持つことになり、次代の主流になる可能性を秘めています。

今回は、今後主流となるであろう長尺ドライバーと、未来のセッティングとしての2本ドライバーについて考えてみたいと思います。

>>次は、長尺ドライバーの現在について>>
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