帝王が愛した名器
George Low Sportsman
クラシックパターの中でもっとも価値が高く、長年ゴルファーの憧れになっているのは、「George Low Wizard600 Sportsman(ジョージ・ロー ウィザード600 スポーツマン)」。ゴルフ史上最強のゴルファーであるジャック・ニクラウスが愛用していることで知られ、非常に希少である事から大変な価値がついているパターです。あの人気ゴルフ漫画『プロゴルファー猿』にも至高のパターとして登場しています。ほぼ同形状の兄弟モデル「George Low Wizard600 Bristol(ジョージ・ロー ウィザード600 ブリストル)」も同様にクラシッククラブとして高い価値があります。以前、ガイドがブリストルを2度ほど扱ったことがありますが、そのときは数十万円ですぐ買い手がつきました。某テレビ番組では、250万円という鑑定額がついたこともあり、この金額も当然といえば当然。希少なため取引自体が少なく、相場の目安も出しにくいのが現状です。
そんな「ブリストル」もスポーツマンには到底かないません。世界にも数本しかないといわれるスポーツマンがもしあれば、どのくらいの値段がつくのか、正直予測するのは難しいです。
残念ながら手持ちの画像がなく、記事でお伝えできないのが残念。スポーツマンは、ガイド自身も見たことがないのですが、ブリストルを取り扱いしたときに写真が取れなかったことが悔やまれます。
L字型パターのフェース面。軟らかな素材を使用し独特の心地よいフィードバックがある |
レベルを問わず、L字型パターを使用するゴルファーは少数となってきました。ですが、現在の3ピース、4ピースボールと異素材をインサートした最新パターでは得られない優れた部分がこれらのクラシックパターには確かに備わっているので、現代のクラブマニアの興味が薄れることはありません。