日本のゴルフ史を飾る
Tommy Armor IMG5

ジャンボ尾崎選手の全盛期を支えた「Tommy Armor IMG5」(画像をクリックすると拡大します)
アメリカでは、ウィルソンのL字型パターがその歴史的価値をリスペクトされマニアの間でも大変人気ですが、日本ではマグレガーのL字型パターが人気。これは何といっても不世出のプロゴルファー、ジャンボ尾崎選手が長年愛用したマグレガーパター「Tommy Armor IMG5」によるところが大きいようです。 日本では、「DESIGNED BY Arnold Palmer」と同様の人気があり、50万円以上のお金を出して購入したプロゴルファーがいたほどです。現在は価値が暴落してしまいましたが、7~10万円くらいで流通しているようです。 「Tommy Armor IMG5」は、ウィルソンに比べると面長でより角張った形状をが特徴的。さらに特徴的なのはネックで、ウィルソンよりもグースネック(シャフトの中心線よりパターのフェースが後ろにくる)になっています。「IMG」とは、「Iron Master Goose-neck」の略。アイアンでもグースネックの強いものを好むジャンボさんらしいチョイスです。 ジャンボ尾崎選手は「Tommy Armor IMG5」で劇的な勝利を何度も遂げていますが、最も印象に残る勝利といえば、1988年東京ゴルフクラブで行われた日本オープンでしょう。入れば14年ぶりの日本オープン優勝というわずか1メートルのパッティングの際、ジャンボ選手は腕のしびれを感じ、なんと2回仕切りなおし、3度目でようやくカップインさせ優勝を決めたのでした。決してかっこいい場面ではないかもしれませんが、一人の選手が全身に感じる一打の重みがどれほどのものなのかということを思い知らされるようなプレーで、日本プロゴルフ史に残る名場面の一つです。 クラブに造詣の深いジャンボ選手は、その後「WOSS MO-01」や「THE MAJOR JO-33A」など、「Tommy Armor IMG5」のノウハウを残しながらよりやさしいパターへとチェンジしています。
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