そんな方に朗報です。お気に入りのカバン、バックをカメラバックにしてしまう方法です。
簡単な方法で自分だけのオリジナルカメラバックを作ることができます。
布地のバックをサンプルに
今回カメラバックに変身させる布地製のカバン。 |
中身もこのようにカメラを保護するものはなく、このままではとてもカメラバックとしては持ち歩けません。 |
少なくともカメラを入れて床に置いたときの衝撃くらいには耐える素材でないとカメラバックの役目は果たしません。中にクッションとなるものを作らないといけないわけです。
しかし、その前にこのカバンにひとつ加工しましょう。この加工もカメラを守るためにとても大事なものです。
防水加工をしてしまう
デジカメを持ち歩くときに注意しなければならないことは、カメラへの衝撃ともうひとつ水濡れです。布地のカバンに入れて持ち歩いたときに雨が降ってきたら、時間とともすぐにカメラも濡れてしまいます。それだけで故障の原因になってしまうかも。それを防ぐための対策を講じましょう。そのために使うのがこれ、防水スプレーです。
布地用の防水スプレー。これを使って撥水加工を施します |
全体にまんべんなくスプレーをふきかけます。ふきかけ忘れる箇所があると水濡れの原因になるのでしっかりとかけましょう |
布地用などバックの素材に合わせた防水スプレーを用意します。バック全体にスプレーをふきかけます。特に底の部分は床に置いたりするので念入りにふきかけます。
スプレーは外など換気の良い場所で行います。吹きかけ終わったら、十分に乾かします。
この防水スプレーをふきかける方法は、市販のカメラバックにも応用できます。撥水加工をしておけば濡れる度合が減るので、小まめにケアをしておくとよいでしょう。
さて、ここまで終わったら、いよいよカメラバックに仕上げていきます。
インナークッションを用意して
バックの中に敷くインナークッション。これがカメラを衝撃から守ってくれます。しっかりしたサイズの合うものを探します |
大きなカメラ店に行くと、いろんなサイズのインナークッションが売られています。幅や高さなどもバリエーションがあるものが撮り揃えられているので、使い勝手のよいものを選びます。
カメラバックにしたいカバンの大きさに合わせたインナークッションを探します。
サイズを合わせたクッションをパックの中に入れます。しっかり固定するようにします |
インナークッションが手に入ったら、カバンに敷き詰めて、出来上がりです!では、実際にカメラを入れてみましょう。
カメラをしっかり固定できるか確認して
ズームレンズをつけたボディと替えのレンズを収納できました。これだけ入れば近場の撮影には十分に使えます |
カメラを入れてもこのようにピッタリと収まりました。オリジナルなマイカメラバックの出来上がりです! |
インナークッションを入れたら、その中にカメラを入れてみます。無理にたくさんの物は詰め込まないように注意します。
カメラがしっかりクッションの中に収まるか確認して、大丈夫であれば完成です。
この方法で、ある程度のサイズのカバンはカメラバックへと変身させることができます。
今回、サンプルとして使用したのは、月光荘という銀座にある老舗画材店が販売している、画材入れ用のカバン。形、サイズ、カラーリングが一目で気に入ってカメラバックにしようと購入しました。
みなさんも自分だけのカメラバックを持って撮影に出かけてみませんか。
月光荘の画材バックをカメラバックにする (PhotoLife Concierge)
写真・テキスト 瀬川陣市
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