2/2 管理釣り場でもしっかり狙えば攻略できる！ [ルアーフィッシング] All About

3種目目はヤマメ

これはアマゴだが、基本的にヤマメと同じ攻め方でオーケー。管理釣り場とはいえサイトで狙いたいトラウトだ

渓流タイプの管理釣り場では、比較的ポピュラーな魚のひとつ。ポンド型では朝夕に特に活性が高くなるので、表層を盛んに動き回る。この魚はガイドが目で見つけて釣ったものになる。表層を回遊中のヤマメの様子を観察し、ここぞというポイントへドライフライを投入。ヤマメは待ち構えてたかのように咥え込んでくれた。習性としてはかなり臆病なので、水面が静かなときは釣りづらい。逆に水流のあるところ、特に白泡が立っているような部分にいるヤマメはフィーディングに入っていることが多いので積極的に狙いたい。

基本的に小さなフライやルアーを好んでいるようだが、ガイドはこのサイズのヤマメが激しくベイトフィッシュを追っている様子も発見した。意外性という点では面白い経験ができると思うので、チャレンジしがいのあるトラウトだといえる。

4種類目はイトウ

管理釣り場にはモンスター級のトラウトも放流されている。中でもイトウは大型魚種として人気が高い魚だ

今回の取材で最大魚となったのがこのイトウ。夕方のチャンスタイムにカケアガリの底に這わせたモンタナマラブーをしっかり食べてくれた。ヒットした瞬間に大型だと分かるトルク感はまさにモンスター。さすがにこのサイズになると周囲の人を巻き込んでの大騒動だ。ようやくキャッチした魚体はほれぼれするほどのサイズ。全長70cmはあろうかという立派なイトウだ。

大型トラウトはイトウやドナルドソン、ブラウントラウトなど様々な種類がいる。水がきれいな釣り場だと、悠然と泳ぐ姿も観察することができるはずだ。これを狙うときは管理釣り場でもしっかりしたタックルを用意しておくことも重要となる。ヒットしたら無理をせず、慎重にやり取りしよう。ただし、長時間のファイトになると、キャッチしたトラウトの体力は瀕死レベルまで消耗してしまうこともある。その場合、スタッフを呼んで蘇生させてもらうか、体力が回復するまで流れの上流に頭を向けてそっと体を支えておこう。大型の個体は管理釣り場でも極端に数が少ないので、貴重なターゲットをみんなで守る意識を持ってほしい。

目的を持つと楽しさ倍増！

元気なトラウト達と気軽に遊べる管理釣り場。ルアーファン、フライファン共に、いつまでも大切にしたいフィールドのひとつだ

管理釣り場で他魚種を狙うことを目標に解説を続けてきたがいかがだったろう？　フライファン、ルアーファン問わず、みなさまの攻略のお役に立てると幸いだ。ガイドも管理釣り場の新しい楽しみ方が勉強できたので、とても有意義な企画となった。秋が来れば管理釣り場はまた盛況をみせるようになる。もし、フィールドでガイドを見かけたら、気軽に声をかけてほしい。

次回はちょっと趣向を変えた記事をお届けします。お楽しみに！

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