管理釣り場のフライパターン

管理釣り場で効果的なフライは、独特のパターンとオーソドックスなパターンの2種類が混在している。ここまでトラウト攻略編を続けているなかで、記事中に出てきたフライパターンの中からいくつか紹介しておきたいと思う。あいにく、これからの季節は水温が上昇しすぎて、管理釣り場はちょっと一服状態に入るところも多い。そんなときは無理をせず、涼しい部屋でじっくりフライを巻いてみるのも楽しいはずだ。では、今回はオーソドックスなフライパターンを2種類、シンセティックマテリアルを使ったものを1種類紹介したいと思う。これをヒントにぜひ自分が使ってみたいと思えるような楽しいパターンを作ってみてほしい。

フラッタリングカディス

26番
フラッタリングカディスはエルクヘアカディスにハックルが追加されたもの。動きのあるパターンなのでアピール力は抜群だ
カディスという昆虫は水面で羽化すると泳ぎだす習性がある。また、成虫が産卵のために水中へ潜る行動をとるので、ナチュラルドリフトよりも動きがあったほうが釣れることが多いのだ。そんなシチュエーションを表現するのにぴったりなのがこの「フラッタリングカディス」になる。エルクヘアカディスにハックルが追加されただけのものだが、フロータントをタップリ塗ってハイフロートにしてロッドやラインで引っぱり、泳ぎ回るカディスを演出するのが通常の使い方。しかし、この曖昧なフォルムは落下した陸生昆虫っぽさも持っているので、普通に浮かべておくだけでも良く釣れてしまうのだ。作り方も楽しさ倍増!フライを巻いてみよう!を参考にしてほしいエルクヘアカディスにちょっとひと手間加えるだけなので簡単なはずだ。

サイズは12番から16番あたりを中心にしておけばよい。管理釣り場や湖では大きめの12番、14番が使いやすいサイズになる。ヘッドがあるパターンとウイングの余りをそのまま巻き込んでしまいヘッド無しにするパターンがある。はっきりいって、どちらでもあまり釣果に差が出るような部分ではないので作りやすさのほうが大切だ。ウイングのエルクヘアの代わりにCDCを使ったパターンや、ボディにピーコックを使ったパターンなど、ちょっと応用するだけで様々なフライに変身するのでぜひ試してみてほしい。

エルクヘアカディスを作る要領でボディを作り、エルクヘアをアイよりも2~3mm後方でフレアさせる。アイに向けてスレッドでハックルをセットするスペースを作ってゆこう。
ハックルを4~5回転ぐらい巻いてゆきスレッドで止める。この画像ではヘッドを作ってあるが、別になくても構わない。
最後にハックルを巻きとめ、フィニッシュすれば完成だ。ボディやウイング、ハックルのカラーなどに変化をつければ様々なパターンに応用できる。
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