「防犯対策」と一口に言っても、何から始めたらいいのか分からない…。そんな人のために、覚えておきたい防犯の心がまえ、身を守る「3つの力」基本の考え方をお伝えます。


まず、情報力!

「3つの力で自分を守ります」

「3つの力で自分を守ります」

どこにいても我が身を守ることは基本中の基本です。もちろん、幼い子どもは親などの保護者が守るものです。そしてその命を預ける住まいを守らなくてはなりません。自分の身はどこで危険にさらされるか? 住まいはどこよりも安全な場所であるべきです。そこで眠り、財産と命を預ける場所だからです。

では、自宅以外の場所では? 路上、駅構内、建物内、どんな場所であっても、自分以外の見知らぬ者がいれば、襲撃を受ける危険性があり得ると考えなくてはなりません。「通り魔」は、通りすがりに被害を受けることであり、面識がなくても起こり得る被害です。

また、身内、友人、知人など面識のある人物からの襲撃も、人と場合によっては起こり得るでしょう。

その人の性別、年代、生活環境など、さまざまな条件によって、遭いやすい被害は変わってきます。若い女性なら痴漢やひったくりに遭いやすいなどといったようなことですが、自分自身に襲い掛かるかもしれない危険の種類を知ることから、身を守ることが始まるのです。つまり、危険の種類を知り、自分自身の環境を知り、自分自身の性格などを知ること=すなわち、「情報力」が1番に必要だといえます。


想像力で危険を想定&察知

次に必要なものは、「想像力」です。世間で起きている事件の数々。そうした事件が我が身や家族、住まいに起こり得るだろうか? という想像力が大切です。もし、起きるとしたら、「いつ、どこで、誰から、どんなふうに」といったように、具体的に考えてみることです。

たとえば、「私は満員電車に乗ることが多い。すると電車内痴漢に遭遇する危険性が高い。ならば、どのように防御すべきか?」あるいは、「私は高齢で歩くのも遅い。手さげ袋かバッグをいつも提げている。ひったくりに気をつけなくては」また、「我が家は築年数が経って古い。玄関ドアには古い錠前が1つだけ。泥棒に狙われやすい?」といったように、具体的な被害を想像することです。

遭いやすい被害が分かれば、結果から逆算して、「どうしたらそうなるか?」を考えます。「夜道を1人で歩いているから」「バッグにいつも財布を入れているから」など、弱点が見えてくるはずです。

この弱点を知れば、危険に遭いやすい状況が分かります。テレビなどの映像で犯行場面を見るように、できるだけビジュアルにイメージ=想像することが重要です。弱点を知り、状況を想像できたら、次にするべきことは実際にそうならないための対策です。


対策なきところに安全なし

3番目に必要な力は、具体的な安全対策をとること、すなわち防犯の「実行力」です。痴漢被害を避けるためにパンツスタイルで出勤する、時間差出勤を心がける、ひったくりを避けるためにバッグを2つ持つ、バッグを持つ側が建物側になるように歩く、など、考えられる被害を避けるための具体的な対策を実行することです。

「情報力」「想像力」「実行力」これら3つの力があって初めて自分の身を守る基礎が備わることになります。情報がなければ想像できない、想像できなければ対策のしようもない……のですから、いずれも必要不可欠な力であることが理解いただけると思います。

いざというとき、つまり人は1人でいるときにもっとも危険ですから、誰にも頼ることができない。自分の身は自分で守るというのは、そういうことです。自分が自分を助けられなくてはどうにもなりません。そして、何よりも大切なことは、危険を知ったらその危険を避ける、そうした状況になることを避けるという「被害に遭う前に遭わないように対策すること」なのです。


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