メキシコのおしゃれカルチャーを知るローマ、コンデサ地区
ここ4、5年ほどで、すっかりモードやアート関係のおしゃれな若者が集まる地域になったのがローマ(Roma)、コンデサ(Condesa)地区。メキシコシティの中心部に位置し、ソナロサやレフォルマ通りがある地区からも、ほど近い立地。古い歴史を持つ、瀟洒な建物の並ぶ住宅街のなかに、トレンド系のブティックやアート雑貨を売るショップやギャラリー、モダンなカフェやレストランが点在します。ちょっと東京の原宿や代官山のような雰囲気。とくにローマ地区のコリマ(Colima)通り沿いにストリートファッション系の最先端ショップが増えてきています。
ちなみにローマ地区の隣にあるドクトーレス(Doctores)地区にもルチャリブレ会場のアレナ・メヒコ(Arena México)がありますが、その周辺は治安があまりよくないので気をつけましょう。この一帯は、おしゃれな部分と下町部分が混在するユニークな地域と言えるでしょう。
都会のオアシス、チャプルテペックの森とハイソなポランコ地区
コンデサ地区の北西方面にはチャプルテペックの森(Bosque de Chapultepec)が広がります。そう、大都会のなかに広大な森があるのです! 日本の皇居外苑の約7倍という800ヘクタールの敷地内には、ボートに乗れる湖、ポリフィリオ・ディアス元大統領官邸だったチャプルテペック城、動物園、国立人類学博物館を始めとする美術館や博物館など見どころがたくさん! メキシコシティ市民の憩いの場で、訪れる人々は、森のなかでジョギングやサイクリングをしたり、家族とピクニックを楽しんだりしています。チャプルテペックの森から北に位置するポランコ(Polanco)地区は、数年前までは上流階級が住む住宅街でしたが、現在はプレジデンテ・マサリク(Presidente Masaryk)通りを中心に、海外有名ブランドのブティックや、高級レストランが立ち並び、ハイソサエティ御用達の商業地区といった印象。インターコンチネンタルやカミノレアルほか一流ホテルが多く、メキシコとは思えない(!?)ようなエリアです。