テクノポップ/Perfume関連

Perfume対談~祝紅白歌合戦出場!!!!!(7ページ目)

謹賀新年、苦節9年、念願の紅白歌合戦出場を果たしたPerfume。2008年紅白について、博士、助手、新たに加わった研究生たちと新年Perfume対談です!

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

紅白総論?

研究生:
先ず感じたのは、紅白ってこんなに楽しいものになっていたのかと。“正統派の芸能歌謡祭”のスケール感を堪能させてもらった感があります。さらに人海戦術系の不思議演出が多かったせいか、“ザ・ベストテン”“西条満”といったキーワードも頭をよぎり、30代としては嬉しい限りでした。

博士:
純アイドルの衰退のせいか、ティーンズがほとんど居ませんね。そのせいか前半がアイドル~後半が演歌という方式が崩壊しています。 これを専門用語で、後になるとじじい好みの煮物やかまぼこばかりが残ってしまうおせち料理になぞらえて、“おせちメニュー”と言うのですが、今年は後半にも若手が頻出していますね。

研究生:
GIRL NEXT DOORのバックが“GIRL NEXT DANCERS”だったことが衝撃でした。紅白のために特別結成された団体だそうですが、そのネーミングはあまりにファンキーではないかと・・・ 本当に社運を賭けたアーティストなのか疑問に感じてしまいました。

さらに“笑撃”だったのが、グダグダとなった美川憲一「さそり座の女 2008」。EMMA HOUSE系で使われるようなエレクトロ風味のサンバアレンジには首をひねったものの、すべてをかっさらっていったIKKOが迫力満点。サンバVer.だろうがハードハウスVer.だろうが、終わり方はすべて同じだったのだろうと思わせるあのパワフルさにファンになってしまいそうで。

先生:
美川謙一がエレクトロ風味の紅白ver.とは、予測できませんでした。

研究生:
そして、羞恥心 with Paboは、今回の紅白における僕にとってのベストパフォーマンスの1つとなりそうです。2つの曲が強引にミックスされていましたが、最もテンションが上がる「羞恥心」終盤の転調する大サビをしっかり残してくれていたアレンジにはとにかく感謝です。無垢でシンプルなメロディの素晴らしさを堪能できる名曲ではないかと思います。「人生 夢で生きてる~♪」のくだりも、僕のようなダメクリエイターをとにかく泣かせるフレーズですしね。もちろん、この日の里田も最高に輝いていたは言うまでもありません。
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