侮れないダブ歌謡
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sourire(スリール) |
【先生】
「侮れない深津絵里」という記事を書いた事があるんですが・・・彼女のセカンド・アルバム『sourire(スリール)』(1992年)で「神様お願い」というレゲエ歌謡(ダブ歌謡には至らず)をやっています。元々ハバナエキゾチカの曲で、ハバナがアレンジもしています。
【山本】読ませていただきました。深津流レゲエ歌謡、先日のDJの際も廻してらっしゃいましたねー。
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I am pink |
【先生】吉川ひなのが豪華ミュージシャンのサポートの下、アルバム『I am pink』(1998年)をリリースしていますが、その中の「知っているよ(Midnight Dub Mix)」は、作詞・藤井フミヤ、作曲・朝本浩文によるダブ歌謡に仕上がっています。元々は、
「二人のイエスタディ」のカヴァーのために買ったんでけどね。
【山本】友人の歌謡マニアのDJが一時吉川ひなのに入れ込んでおりました。いい素材なんで、どなたかもっといじってあげて欲しいです。
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Flow~Kyoko Fukada Remixes~ |
【先生】
「侮れない深田恭子」という記事を書いた事があるんですが・・・彼女のリミックス・アルバム『Flow~Kyoko Fukada Remixes~』(2002年)に収録の「恋する胸のため息 (Ram Jam World Mix)」は朝本浩文仕事のダブ歌謡として見逃せません。先生はオリジナル・アルバムも絶賛しているフカキョンですが、やっぱり侮れないアイドルは、レゲエ歌謡をするという法則ができそうです。
【山本】新世代テクノ・ポップの名品「最後の果実」も聴きましたよ。「こんな人がダブを!」なものは他にもありますか?
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Magical Monkey Groove |
【先生】ダブ歌謡と言えば、異色のものがあります。J-POPリミックス企画アルバム『Magical Monkey Groove』(1999年)では、タケカワユキヒデ、五十嵐浩晃、岸田智史などに混じって、元ピンクレディーの増田恵子の「すずめ (dove mix)」というのが入っています。これは、ソフトバレエの藤井麻輝がダブ歌謡に仕上げたもので、見事なメタモルフォーゼです。
さて、次の最終回ではラヴァーズ歌謡特集です。