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侮れないダブ歌謡(3ページ目)

8-bitsの山本ニュー氏との対談は佳境へ。ダブはジャマイカ最大の発明、そしてレゲエの産業革命。レゲエ歌謡があるのなら、当然ありますダブ歌謡。深田恭子も侮れないダブ歌謡。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

90年代ダブ歌謡

【山本】90年代以降は激しく弱いです。御教授お願いします。

KOiZUMiX PRODUCTION bambinator
【先生】先ずは、アイドル系から。小泉今日子のプロジェクト"KOIZUMIX PRODUCTION"としてアナログ盤音源がCD化した『KOiZUMiX PRODUCTION bambinator』(1992年)に収録の「天使のささやき」。宮崎泉と朝本浩文が編曲したスリー・ディグリーズのカヴァーですが、うーんこれはダブ歌謡ではないか、ラガ歌謡? 藤原ヒロシ&屋敷豪太・作曲のラヴァーズ歌謡「La La La...」(アルバム『No17』及びKOiZUMiX PRODUCTIONで「Extended Version」が12インチ・リリース)もありますね。

【山本】藤原ヒロシもそうですが、GOTA絡みはやはり怪しいですね。今後はNOKKOも攻めてみたいところです。

I Will catch U
【先生】GOTAがプロデュースしたNOKKO作品としては、エロいダブ歌謡「Cosmic Sunshine Baby (French Dub Mix)」〔『I Will catch U』(1993年)〕や愛らしいラヴァーズ歌謡「あくびとUFO」〔『Rhyming Cafe』(1996年)〕などがありますね。

【山本】両方とも入手しやすいCDですね。ウォント・リスト追加。

風よつたえて
Be My Baby
【先生】忘れてはいけないのが、小玉和文がプロデュースした異色のコラボレーション、ribbon & ピラニアンズの『Be My Baby』(1994年)と『風よつたえて』(1994年)が7インチ・シングル仕様でリリースされています。ribbonは永作博美・松野有里巳・佐藤愛子によるアイドル・トリオですね。その上、当時フィッシュマンズだった茂木欣一(東京スカパラダイスオーケストラ)とHAKASE(リトル・テンポ)がゲストとして参加しています。「Be My Baby」はロネッツの名曲ですね。『ピラニアンズ EPコレクション』(2002年)でCD化収録されています。

Plays Boyz-Toyz REGGAY!
トミフェブがゲスト・ヴォーカルとして参加した曲もあります。HAKASE-SUN名義でのソロ・アルバム『Plays Boyz-Toyz REGGAY!』(2001年)で、1970年代にマリア・ムーディーという人が歌ったレゲエ曲「Game Of Love」をトミフェブが歌っています。
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