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レゲエ歌謡対談~Part 1 次はレゲエ歌謡だ!(5ページ目)

強力★新シリーズ開始! 山本ニューミュージックさん(8-bits)との対談で検証する、レゲエ歌謡の歴史。先ずは、レゲエ歌謡の定義、そしてそのルーツから海外のレゲエポップスについて。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

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【山本】レゲエを本当に世界に知らしめたのは、エリック・クラプトンの『461 Ocean Bloulevard』に収録の「アイ・ショット・ザ・シェリフ(I Shot The Sheriff)」(1974年)でしょう。この曲の特大ヒットによって、ボブ・マーリィ、しいてはレゲエという音楽は、知る人ぞ知る民族音楽から、世界共通の音楽ジャンルとして一気に認識を改めることになります。

【先生】その4年後ですが、10ccの『Bloody Tourist』(1978年)収録の「Dreadlock Holiday(トロピカル・ラヴ)」(1978年)は、全英1位に輝きました。ジャマイカなんか嫌いだと歌いながら、レゲエしているのが大変好きです。

また、ポール・マッカートニーのテクノなクリスマスシングル『Wonderful Christmastime』(1979年)のB面は、「赤鼻のトナカイ」のレゲエ・ヴァージョンです。

【山本】10ccもそうですし、スティーリー・ダン〔アルバム『Royal Scam(幻想の摩天楼)』(1976年)に収録の「ハイチ式離婚」〕やデヴィッド・リンドレーからレア・アースまで、ジョン・レノンの予言どおりに、洋楽界はレゲエが花盛りになりますね。一方、歌謡界では、70年代半ばに起こり、77年辺りに最盛期を迎えるウェストコースト・ロック・ブームとともに、少しずつ"本物"のレゲエが浸透していきます。80年代が近づくと、パンク/ニューウェイヴのブームとともに、また新たな展開を見せるわけですが。

Part 2へと続く・・・
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