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アーティスト・インタヴュー~Part 34 Pyokn~泣きメロ系エレポップ!

ムーンライダーズの岡田徹氏主宰レーベル、 valbからアルバム『Colorful Vibration』でデビューしたエレポップ・ユニット、Pyokn(ピョクン)の3人にインタヴュー。テクノに泣けます。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Pyoknの由来と出会い

Hideo、Shinya、Miki
――デビュー・アルバム発売おめでとうございます。では、先ず、バンド名の由来からお伺いします。Pyokn(ピョクン)ってかなり不思議な名前ですね。キュートな響きです。

【Miki】私はその名前に惹かれて参加しました(笑)。

【Hideo】昔6年くらい前にインターネットの掲示板で「宙(ちゅう)」という今で言うコミュニティーみたいなサイトがあって、自分のページのキャラの名前が「Pyokn(ピョクン)」だったんですよ。ヘボカワイイけどインパクトある、みたいなことを考えて付けました。「ピョク」っていう発音自体、日本語喋ってて使うことなんかないし(笑)。

【Shinya】バンド結成に当たりいろいろ自分も候補を考えましたが、バンドのコンセプトで日本語の歌詞で行こうと決めた手前、単純な英語のバンド名だけは避けようと考えた覚えがあります。その中で日本語や外国語のバンド名ではない人工言語的な名前である「ピョクン」が一番しっくりきたのでそれに決めました。

Hideo、Miki、Shinya
――2000年5月に結成とありますが、3人はどのように出会われたのですか?

【Hideo】もともとShinyaとは大学時代からのテクノ仲間で、よくテクノイベントとか一緒にやったりしてました。でも一緒に音楽やったりっていう仲では全くなかったですね。

【Shinya】大学卒業後、お互いの部屋にあるシンセを眺めながら飲んだりしていくなかで、遊びでドラムンベースをやろうと思って結成したのが始まりです。結成当時は男2人でHideoの声にオートチューンをかけて女の子っぽいボーカルを作り上げて活動してました。

【Hideo】で、この人工的な女の子の声がなかなか結構よくて(笑)この声と同じ声の女の子を探そう!ということになって、いろいろなところにメンバー募集をかけました。実際に20人くらいの人と会って、結局「やっぱ、この声と違うわー」って、そりゃいるわけないですよね。人工で作った声ですから。で、やっぱいないかと諦めて自分の声でやろうとしていた時に、下北のビレッジバンガードに張り紙を見て電話してくれたMikiが、なんとその声を持ってたんですよ!それで、会ってすぐにレコーディングしちゃいました。
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