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レゲエ歌謡対談~Part 1 次はレゲエ歌謡だ!(4ページ目)

強力★新シリーズ開始! 山本ニューミュージックさん(8-bits)との対談で検証する、レゲエ歌謡の歴史。先ずは、レゲエ歌謡の定義、そしてそのルーツから海外のレゲエポップスについて。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

海外のレゲエポップス

【先生】ジャマイカでは、スカ→ロックステディ→レゲエと進化(?)していくわけですが、レゲエ歌謡はどうなんでしょう?

【山本】少し長くなりますが、英米ポップス界とレゲエの関係を見ながら、レゲエ歌謡の発展を解説してみたいと思います。

【先生】元祖レゲエポップスとは?

【山本】ビートルズの『オブラディ・オブラダ(Ob-la-di,Ob-la-da)』(1968年)が、レゲエのリズムを採用した最も早い例だと言われています。日本におけるカヴァーは星の数ほどありますが、翌年にリリースされたカーナビーツの日本語カヴァーが有名ですね。

あまり知られていないところでは、アリス「雨降りは大好き」〔『Alice III』(1973年)に収録〕はまんま「オブラディ・・・」なビートリッシュ・ソングです。素晴らしい。

【先生】「オブラディ・オブラダ」は最近、ネット上で行なわれた「Worst Song Ever(これまでで最悪な曲)」投票で堂々の1位に輝いてしまった曲ですね。バニラ・アイスの「Ice, Ice Baby」も抜いてしまった。まぁ、大衆の投票はいかにいい加減なものかを表す現象ですね。ジョン・レノンは「70年代はレゲエが世界を席巻するだろう。」と予言したそうですし、ビートルズって、ホントにポップの実験グループだと再認識させる歴史的検証ですね。しかし、北大路欣也はビートルズよりも1年早かったのがショックです。カーナビーツのは、「太郎が花子・・・」という微笑ましい歌ですね。

【山本】次なる西欧ポップスとレゲエの邂逅は、ポール・サイモンのアルバム『Paul Simon』(1971年)に収録の「母と子の絆(Mother And Child Reunion)」(1971年)でしょう。白人アーティストとしては、最初期のものにあたるジャマイカ録音曲で、日本盤シングルの解説にも「レガ」という言葉が見られます。 「母と子の絆」は日本でも大ヒットを記録し、尾崎紀世彦、ヤング101、フォー・リーブス他がカヴァー曲を発表しています。

ここでは、日本語でカヴァーした朱里エイコ〔アルバム『朱里エイコ』(1972年)より〕を採りあげますが、その演奏を聴いてみると・・・うぬぬ。一生懸命原曲に似せようとはしています。辛うじてレゲエ的アフター・ビートを刻んではいます。ただ、音の薄さはいかんともしがたいものがあるような。レゲエとは何か、を多少なりとも理解しているミュージシャンがまだ日本にはいなかったんでしょうね。

【先生】でも、この辺までは、レゲエのリズムは取り入れているが、レゲエというカルチャー的な部分は希薄ですよね。
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