テクノポップ/海外のテクノポップ

t.A.T.u.サウンドの謎(3ページ目)

タトゥー・サウンドは、無名のロシアの宅録青年によるもの。元ディレクターも自らデビュー? タトゥーの楽曲制作・リミックスに関わった人達を探ることで、そのサウンドの謎に迫ります。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

DJ MONK
英語版の「All The Things She Said」をリミックスしたアメリカのDJ。「MONK」と言うから坊主頭かと思ったのですが、ラスタ・ヘアーのドラムンベースより(ばっかりではなく、ハウスからテクノまで)。Dave Christopherと「Rabbit In The Moon」名義でも活動。最近では、ちょっと下世話なエレクトロポップ系Cooler Kidsの「All Around The World(POP SHOCKIN' ELECTRO)」をリミックス。

djMONK.com
Cooler Kids

ディヴ・オーディ(Dave Aude)
英語版「Not Gonna Get Us」もリミックスしたアメリカのハードハウス系DJ。リミックス曲には、「Extension 119」または彼本人の名義が入っていることが多い。過去に、マドンナの「Music」、スパークスの「The #1 Song In Heaven」など多くのリミックスを手がけている。ジャケは、彼の最新のミックスCD『Mixed Live Club Velvet St Louis』(2003年)。

DAVE AUDE

マーク・ピチオッティ(Mark Picchiotti)
「Mark!」のクレジットで英語版「All The Things She Said」をリミックス。The Absoluteの名義でアーティスト・デビュー。リミキサーだけでなくソングライター&プロデューサーであり、カイリー・ミノーグの「Give It To Me」(『Fever』収録)や「Butterfly」(『Light Years』収録)を手がけた。

ブラックパルク(Blackpulke)
アエギ声入り英語版「All The Things She Said」をリミックスしているが、謎の存在。録音とミックスがメキシコとあるのでメキシコのリミキサーなのか?

ラリー・ティー(Larry Tee)
12インチ・シングル『Not Gonna Get Us』は、A面はディヴ・オーディ、そしてB面はラリー・ティーのその名も「ELECTROLASH MIX」です。ラリー・ティーは、『エレクトロクラッシュとは?』で紹介したNYCのDJです。彼の始めたクラブ・パーティーの名前が、「エレクトロクラッシュ」。

ラリー・ティーによるミックス・アルバム『THE ELECTROCLASH MIXED BY LARRY TEE』(2003年)。タトゥーは入っていませんが、New Orderの「Confusion (Larry Tee Electroclash Mix)」、HANAYO(花代)の「Joe Le Taxi」(ヴァネッサ・パラディのカヴァー)などが入ったお得な2枚組です。

electroclash

DJ Sputnik
ドイツのプログレッシヴ・トランス系、DJ Sputnikがカヴァーしたシングル『All The Thinks She Said』(2003年)。見たわけではないが、ドイツでは、これでみんな踊りまくって、クラブ・チャートでは大人気らしい。Sputnikと言えば、Sigue Sigue Sputnikなんですが、関係あるんでしょうか?

【関連リンク】
『警告!t.A.T.u.来襲』
『t.A.T.u.~レズビアン・シック』
『Taty~モスクワ大作戦!!』
『Taty~ロシアより愛をこめて』
ロシアのt.A.T.u.(タトゥー)リンク集
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