24bit/192kHzのリニアPCMにも対応
MR-2の右側面。 |
でもこのMR-2、高品質なDSDでレコーディングできるだけでなく、リニアPCMにも対応したレコーダーとなっているのです。他社のリニアPCMレコーダーの大半が、24bit/96kHzが最高とクオリティーとなっているのに対し、このMR-2は24bit/192kHzでのレコーディングに対応。もちろん、サンプリングレートの設定を変更することで96kHz、48kHz、44.1kHzなどで使うこともできるので、ユーザーのニーズに応じて、さまざまなフォーマットで扱うことができるのです。
MR-2の左側面。 |
ところで、ここでちょっと気になるのが、DSD、PCM、MP3でそれぞれどのくらいのデータ量を喰うのかという点です。もちろんPCMでも16bit/44.1kHzか24bit/96kHzかで3倍近い容量の差が出てくるわけですがここでは、DSDとPCMの16bit/44.1kHz、24bit/192kHz、MP3の128kbpsがそれぞれ1GBのSDカードに何分録音できるかを比べてみると、以下のようになります。
DSD 2.8224MHz : 22分
PCM 16bit/44.1kHz : 90分
PCM 24bit/192kHz : 13分
MP3 128kbps : 900分
一般に2.8224MHzのDSDと24bit/192kHzのリニアPCMがほぼ同じ程度の音質といわれているので、容量の面でいうとDSDのほうが有利といえそうです。