DTM・デジタルレコーディング/DTM・デジタルレコーディング関連情報

東大で行われた初音ミクのイベント(2ページ目)

3月10日、「CGMの現在と未来:初音ミク、ニコニコ動画、ピアプロの切り拓いた世界」と題されたイベントが開催され、700人近い人が集まり、参加してきました。DTM視点で見たその内容を紹介しましょう。

藤本 健

藤本 健

DTM・デジタルレコーディング ガイド

DTM(デスクトップ・ミュージック)という言葉が生まれてから20年以上が経ちました。それ以前からずっとこの分野を追ってきましたが、技術の進歩に伴いPCでできる音楽制作の幅はどんどん広がってきています。その長い経験と技術知識を元に、DTM・デジタルレコーディングのノウハウや情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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VOCALOIDの開発者など豪華メンバーによる講演

CGMの現在と未来:初音ミク、ニコニコ動画、ピアプロの切り拓いた世
講演者、パネリストとして豪華メンバーが勢ぞろい。左から剣持氏、伊藤氏、後藤氏、戀塚氏、濱野氏
さて、このイベントのパネリストとして登場したのは
   剣持 秀紀 氏(ヤマハ株式会社 サウンドテクノロジー開発センター)
   伊藤 博之 氏(クリプトン・フューチャー・メディア株式会社)
   戀塚 昭彦 氏(株式会社ドワンゴ 研究開発本部)
   濱野 智史 氏(株式会社日本技芸)
の4名、それにイベント司会を務めたのは
   後藤 真孝 氏(産業技術総合研究所 情報技術研究部門)
という豪華メンバー。


CGMの現在と未来:初音ミク、ニコニコ動画、ピアプロの切り拓いた世
主題は「CGMの現在と未来」
名前や所属を見て分かった方も多いと思いますが、剣持氏はVOCALOIDの開発者であり生みの親、伊藤氏は初音ミクの開発・発売元でありピアプロの運営主体である会社の社長、また後藤氏は、DTMマガジンでお馴染みの連載「音楽情報処理最前線!」でもよく執筆されている産総研の研究者です。

今回の主題は「CGMの現在と未来」ということで、CGM=ユーザー同士で作り出すメディアが今後どうなっていくのか、というもので、個人的にも非常に関心のある内容でしたが、ここではVOCALOIDなどの話に絞って、その内容をかいつまんで紹介しましょう。
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