DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

ProTools M-Powered Essential登場(4ページ目)

ProToolsのエントリー版、M-Powered Essentialが登場しました。LEやM-Poweredの下位版という位置づけで、M-AudioのUSB I/F、Fast Trackにバンドルされているというもの。どんなソフトなのか紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

M-AudioのFireWire製品では動かない

ProTools M-Powered Essential
M-AudioのFireWireオーディオインターフェイスでは、ProTools M-Powere Essntialを動作させることはできなかった。画面はProFire 610
ところで、ProTools M-Powered Eessentialという名前からも想像できるとおり、このソフトはM-Audio製品とセットで使うためのDAWソフトとなっています。実際、M-Audioのハードウェアがドングル(キー)として機能するため、他社製品のオーディオインターフェイスを接続して使うといったことはできません。

ただし、ProTools M-Poweredの場合、M-AudioのハードウェアとともにiLokというUSBドングルも別途必要となっていましたが、これはiLok不要で起動することができます。現状ではUSBオーディオインターフェイスのFast Trackにバンドルされているソフトであるため、Fast Trackとセットで使用することが前提となります。が、試しにFast Trackの接続を切り離し、M-AudioのFireWire接続のオーディオインターフェイスと接続して起動させてみたところ、動作させることはできませんでした。


今後、M-Audioの製品にバンドルされる!?

一方、Fast Track UltraやFast Track ProなどUSB機材と接続してみたところ、こちらはあっさりと起動させることができました。

となると気になるのは今後の製品展開です。つまり、今後これらUSBオーディオインターフェイスにもM-Powered Essentialが搭載されるようになるのか、さらにはFireWireオーディオインターフェイスもバンドルされる可能性があるのか、という点です。

こうしたことについてメーカーに確認してみたところ、現時点ではまったく未定で分からないとのことでした。

FireWireデバイスは分かりませんが、USBデバイスでは、可能性は高そうな気がしますので、今後に期待したいところです。

【関連記事】
最近よく目にするM-Poweredって何だ?
プロ御用達のDAW、Pro Tools

【関連サイト】
藤本健のDigital Audio Laboratory 第396回:M-AudioのUSBオーディオI/F「Fast Track」を試す
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