ついにMax for Liveも国内発売開始
Live上にMax/MSPを統合させたMax for Live |
これは、自分でエフェクトやシンセなどをソフトウェア的に設計・開発できるツールであるMaxをAbletonのLive上に統合したという非常にユニークな製品。非常に自由度が高く、自分のオリジナルデバイスを自在に作り上げることが可能です。これまでMax/MSPを使ってきた人はもちろん、そうでない人でも気軽に自分専用のデバイスを作ることができる魅力は最高です。
このMax for Liveは店頭でのパッケージ販売はされておらず、オンラインストアのみでの販売となり、価格は33,800円。またこれを動かすには、Ableton Live 8.1を持っていることが前提となります。
Trilian、mpressorなども登場
はoberheimのアナログシンセサイザ、SEM(SYNTHESIZER EXPANDER MODULE) |
一方、エムアイセブンジャパンではPropellerheadのRecordを中心にデモが行われる一方、ブース中央にはoberheimのアナログシンセサイザ、SEM(SYNTHESIZER EXPANDER MODULE)が展示されて注目を集めていました。
MIDではElysiaのコンプレサッサ・プラグインのmpressorを展示。これは高価なハードウェア・コンプレッサをプラグイン化したというもの。機能、性能はまったく同じとのことなので、安く導入できるのが大きなメリットとなっています。
2007年リリースとだいぶ以前のリリース製品ではあるものの、個人的に初めて見て面白かったのがJAZZMUTANTのLemurという機材。自分で自由に画面設計できるコントロール・サーフェイスでPCとはLANケーブルで接続し、OSCというプロトコルで動作するとのこと。価格的には248,000円と高価ですが、なかなか面白そうです。
以上、簡単にIMSTA FESTAで見つけた機材、ソフトをレポートしてみました。来年の4月ごろには、次回のIMSTA FESTAが開催される予定となっています。
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