DTM・デジタルレコーディング/レコーディング・制作ノウハウ

大きく機能強化されたR-09HR(4ページ目)

RolandのリニアPCMレコーダー、R-09HRがファームウェアアップデートにより大きく機能強化されました。どんな機能が追加されたのか紹介してみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

2種類のチューナー機能も搭載

R-09HR ver2.00
ギターなどのチューニングが可能なクロマチック・チューナー機能
そして、もうひとつ搭載されたのがチューナー機能です。

このチューナーにはギターなどのチューニングを行うためのチューナー(クロマチック・チューナー)と、ボーカルや楽器の練習用に最適なグラフィック・チューナーの2種類があります。

まず、クロマチック・チューナーはマイクから拾った音をとらえて、音階表示するとともに、メーター表示されるようになっています。基準周波数はデフォルトで440Hzとなっていますが、435~445Hzの範囲で基準ピッチを変更できるようになっています。なお、エレキギターのチューニングを行う場合は、LINE IN端子を使うのがいいでしょう。まあ、本来であればインピーダンスマッチングを図る必要があるのですが、チューニングの用途に限定すれば問題ないと思います。


R-09HR ver2.00
ピッチの安定さを調べることができるグラフィック・チューナー機能
そして、グラフィック・チューナーというのは、ピッチ変化をリアルタイムにグラフで表示するチューナーです。ボーカルや管楽器など、安定したピッチで演奏する練習に便利な機能です。

メニュー画面からGraphic Tunerを選び、RECボタンを押してスタートさせると、R-09HRが音程を分析し、時系列にしたがて、左から右へと音程をグラフ表示していきます。ボーカルや楽器の練習をする際に、グラフが上下に揺れないようにすればいいわけです。

以上が、R-09HRに搭載された新機能です。もちろん、従来のリニアPCMレコーダーとしての機能はそのままに、これだけの機能が追加できるので、使わない手はありません。まだファームウェアのアップデートをしていない方は、ぜひすぐに試してみてはいかがでしょうか?


【関連サイト】
R-09HR システム・プログラム (Ver.2.00)
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