DTM・デジタルレコーディング/レコーディング・制作ノウハウ

大きく機能強化されたR-09HR(2ページ目)

RolandのリニアPCMレコーダー、R-09HRがファームウェアアップデートにより大きく機能強化されました。どんな機能が追加されたのか紹介してみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

セルフタイマー録音で、時限録音

R-09HR ver2.00
セルフタイマーが搭載され、RECボタンを押した後、指定時間後に録音スタートさせることができる
では、それぞれの新機能を簡単に紹介してみましょう。

まずセルフタイマー録音というのは、ある一定時間経過すると録音がスタートするというもの。カメラのセルフタイマーと同様の機能となっており、設定時間は2秒、5秒、10秒の3つから設定できるようになっています。

この機能を使うためにはメニュー画面でRecorder Setupを選び、Self Timerの値を設定すればいいのです。

あとは、通常通り、RECボタンを押すと、タイマーが機能し、カウントダウンをした後、録音されるようになっているのです。


分割機能で、曲を2つに分ける

R-09HR ver2.00
分割=DIVIDE機能により、録音したファイルを指定場所で分割することができる
次に分割機能です。これは最近の多くのリニアPCMレコーダーが標準で搭載している機能で、曲を指定の位置で分割して2曲に分けることができます。もちろん、さらに分割を進めていけば、3つ、4つとファイルを分けていくことが可能になります。

分割を実現させるには、まずファインダー画面で曲を選んだ上で、「Divide」を選択します。その上で再生や早送り、巻き戻しをしながら分割したい位置を探します。ここだ、という場所が見つかったら「REC」ボタンを押すことで、分割することができるのです。


R-09HR ver2.00
分割と反対に2つのファイルを結合=Combineさせる機能もある
反対に2つのデータをひとつにまとめることもできます。この場合はやはりファインダー画面で前半になる曲を選び、「Combine」を選択します。次に後半になる曲を選んで「REC」ボタンを押せば、結合することができます。
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