DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

Cubase Essential 5,Cubase AI 5が登場(2ページ目)

SteinbergのCubase 5シリーズにEssential 5、AI 5のそれぞれが登場しました。Essential 5はStudio 5の下に位置づけられるエントリー版、AI 5はYAMAHA製品にバンドルされるものです。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

HALionONEの音色が大幅追加

Cubase Essential 5
HALionONEの拡張音色セットが搭載され約230音色追加された
Cubase 4シリーズでもすべてのラインナップにバンドルされていたサンプリングシンセサイザのHALionONEはCubase Essential 5にも入っているのですが、そこに収録されている音色が大幅に追加されました。

これまでCubase 5およびCubase Studio 5にしか付属していなかったHALionONE Studio Setという音色集が搭載されたことにより、約240種類のインストゥルメントサウンドが追加されたのです。


MIDI機能もいろいろ強化

Cubase Essential 5
Cubase 5、Cubase Studio 5と同様にMIDIループに対応した
MIDI機能もEssential 5になって、さらに充実しています。

まずはMIDIループへの対応。オーディオループは以前から使えましたが、MIDIループも同じように扱えるようになったため、より曲制作の効率が向上しています。これによってSequel Control Setにも完全対応しています。


Cubase Essential 5
MIDI コントローラーのオートメーション設定機能が可能になった
また、MIDIオートメーション機能が改良されたのも特筆すべきポイントです。MIDIトラックにMIDIトラックに読み込まれたMIDIコントロールデータとそのトラックのMIDIオートメーションデータが存在するときに、両方のデータから最適なものを選択、もしくは両データから新しいデータを作成する機能が加わっています。

さらにMIDIエフェクトもデザインが一新されるとともに、より直感的に使えるようになっています。また新たなMIDIエフェクトとしてArpache SX、Context Gate、MIDI Monitorの3つが追加されています。
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