DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

新コンセプト機材、SONAR V-STUDIO 100登場(2ページ目)

4月1日からドイツで開催されているMusik MesseにおいてSONAR V-STUDIO 100が発表されました。約7万円程度になるというこのシステム、従来にはない新しいコンセプトのDAW製品となっています。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

8IN/6OUTのオーディオインターフェイス機能

SONAR V-STUDIO 100
VS-100のフロントパネルにはキャノンとフォンのそれぞれに対応する入力が2つ用意されている
まずはオーディオインターフェイス機能からです。

VS-100にはUSB 2.0の端子が搭載されており、WindowsおよびMacと接続することが可能です。そして、これは44.1kHz、48kHzそして96kHzの3つのモードに対応するオーディオインターフェイスとして機能するのです。フロントにはマイクとフォンの切り替え可能な入力端子が、リアには4つのアナログ出力と6つのアナログ入力、それにS/PDIFコアキシャルの入力が備えられており、計8IN/6OUTのオーディオインターフェイスとして機能するようになっているのです。

そのほかにもヘッドフォン出力、MIDIの入出力、そしてデュアルのフットスイッチ入力を装備するなど、なかなか贅沢な作りになっています。

コンプ、EQ、リバーブを備えたミキサー機能

SONAR V-STUDIO 100
VS-100のリアパネルにはアナログ入出力にS/PDIF入力、MIDI入出力が装備されている
一方、これは8IN/6OUTのデジタルミキサーとしても機能するようになっています。もちろんヘッドフォン端子も搭載しているので、なかなか強力なミキサーとして機能してくれます。

しかも、このデジタルミキサーとしての機能には3種類のエフェクトが標準で装備されています。それはコンプレッサ、3バンドのパラメトリックEQ、そしてリバーブのそれぞれ。コンプレッサとEQは独立した6チャンネル分が搭載されており、その設定はVS-100上にある液晶を用いて操作できるようになっています。またいずれもソフトウェアで動くプラグインタイプのものではなく、VS-100上に搭載されているDSPで動作するハード・エフェクトですから、CPUに負荷がかからないのも大きなメリットです。
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